テレワークで社内コミュニケーションをなくさないためには

安倍政権下で発布された働き方関連法案によって、日本のビジネス業界は大きな転換期を迎えました。それまで一つの場所に社員が集まって、同じ時間は働くことが当たり前だったのが、より多くの人を働き手の市場に参入させるために、もっと柔軟な働き方ができる仕組みを作るよう号令がかかったのです。

それにより、推奨されたの施策の一つがテレワークと呼ばれる働き方です。テレワークとは、会社から離れていても、会社に居るのと同じように業務をすることです。世界で最も早くこの働き方を大々的に取り入れたのは米IBM社といわれています。日本ではNECがいち早く取り入れ現在も実施しています。

2020年初めに流行が始まった新型コロナウィルスの影響で、世界中の企業がテレワークを推進しました。きっかけは予期せぬアクシデントで始まりましたが、今では日本の多くの企業が導入し、また、多くの企業が導入を検討してます。

現在ではテレワーク文化が日本で始まって半年以上経とうとしてますが、色々なメリット・デメリットがあり、その解決策が模索されています。その中でもよく話題に上がるテレワーク中の社内コミュニケーションについて見ていきたいと思います。

社員は意外と孤独を感じている

テレワークで在宅勤務をしている人の生活でまず大きく変わることは、通勤しなくて良くなるということです。通勤時間が短縮され、それまでよりも睡眠時間が取れたり、また、満員電車に揺られる必要がなくなることにメリットを感じる人も多くいます

一方で、通勤時間に携帯で新聞を読んだり、仕事の準備をしたり、友人と連絡を取り合ったり、またはゲームなどをしてリラックスすることで、気持ちの切り替えをしていた人も多くいて、その時間がなくなることで仕事モードに切り替えがしにくいと感じている人も多いようです。

また、通勤することですれ違うビジネスパーソンを見ることによって、今日一日を頑張ると、自分を鼓舞するということもできましたが、テレワークだとそれができなくなり、他者との関わりが希薄になります。

独身の方ですと、朝起きて、仕事をして、夜寝るまで一日中誰とも会わずに過ごす機会も多くなります。パソコンを目の前にして過ごす時間が多く、終業時間後も引き続き家にいるので、時間を持て余しつい残業をしてしまうという人も少なくないようです。

無駄話はイノベーションの始まり

そのような日々を送ることで、人と会話する機会も減り、孤独を感じる人もいます。特にコミュニケーションが得意な人にとっては、会社にいるときには無駄話でリフレッシュしていたのが、在宅勤務になってから、うまく気持ちの切り替えができず、生産性が落ちてしまうということもあるようです。

先程話題にした米IBM社はいち早くテレワークを取り入れましたが、逆にいち早くテレワークを廃止した企業でもありました。その理由はテレワークにすることにより、社内での無駄話が無くなり、イノベーションが起きなくなった。というのが一番の理由でした。

新しいアイディアというのはちょっとした会話から生まれることが多く、特にリラックスしている時に生まれやすいと言われています。コーヒーを片手に立ち話をしていたら思わぬアイディアが浮かんだ。という経験をお持ちの方もいるかと思います。

では、テレワークで社内コミュニケーションを回復するにはどうすればよいのでしょうか。

無駄話の時間や空間は企業側が進んで設ける

テレワークで使用しているビデオ会議用ITツールも、社内の会話のように気軽なものではありません。チャットで相手を呼び出し、許可を得て接続するという手順が必要です。相手がどのような状況にいるかわからないテレワークでは、この手順を踏んでまでちょっとした無駄話をするのは気が引けます。

かと言って、テレワークだからといって、会社の目を盗んで同僚と無駄話をするのもはばかり、上長の許可を求めるまでの内容でもないので、社内に居た頃のように堂々と無駄話ができない状況にあります。また、些細な疑問を解決するための時間を必要と感じている人も多く、そういった問題解消のための時間が求められています。

それらの問題を解決するために、レノボ・ジャパンや、日本マイクロソフト社などでは雑談を会社側が推奨する取り組みをしています。これにより社員同士が気兼ねなく業務時間中に無駄話をすることができ、上に挙げた問題が解消されています。

また、ビジネスチャットを取り入れている会社ではチャット内に雑談部屋を設けて、無駄話ができるようにする取り組みをしている企業もあります。このように社員の息抜きの空間や時間を与えることで、作業時間は短くなるように感じるかもしれませんが、かえって生産性が上がったり、イノベーションが起こったりするのです。

テレワーク中の社内コミュニケーションを取り戻しましょう

それまで出社することによって保たれていた日々のルーチンや、チョットした無駄話による楽しみがなくなることで、孤独を感じたり、労働意欲が低下したりするものです。そして、それによって生産性が低下したりイノベーションがもたらされなかったりするのでは、企業にとってもマイナスの要素となります。

管理が難しいと問題になっているテレワークですので、無駄話に時間を与えるというのは難しい決断かもしれませんが、今現在テレワークを実施している企業も、また、今後導入を検討している企業も社員同士無駄話ができる環境を設けてみてはいかがでしょうか?社員のモチベーションを高める施策となるはずです。

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