テレワークのスペース問題をどのように解消するか

総務省が推進する「働き方改革」で、個人の能力をより生かせる、今までと比べて飛躍的に柔軟な働き方が求められています。そこで注目されているのが「テレワーク」です。近年のPC、スマートフォンやタブレットなどのデバイスが目覚ましく発達し、テレワーク導入は以前よりもやりやすくなっています。そしてこれから更にテレワークという働き方が増加していくと見られてます。

テレワークとは、ICTを活用し、時間や場所にとらわれない働き方のことで、労働人口減少に対する対策や、労働生産性の向上を目的として実施されてきています。

現在ではテレワークというと、「在宅勤務」というイメージが強いですが、そもそもテレワークとはtele「遠い」work「仕事」という意味で、社外で社内と同じ仕事をすることを指します。つまり、在宅に限らず、仕事ができる環境さえあれば働ける働き方がテレワークです。

しかし、現実は会社にテレワークと命じられたら基本的に在宅勤務のことを指します。この事により、多くの人が自宅で仕事をすることを余儀なくされています。

通勤時間もなく、家族との時間も増えるため満足度は高いようですが、家庭によっては色々な事情により仕事に集中できなかったり、ストレスが溜まったりしている人がいるのも事実です。

テレワーク中の悩み第二位は自宅にスペースが無いこと

株式会社リクルート住まいカンパニーが5月22日に公表した「新型コロナ禍を受けたテレワーク×住まいの意識・実態」調査によると、テレワークに際しての不満第2位に「仕事用のスペースがない」(全体の33%)がランクインしています。つまりテレワークしている人の3人に1人が自宅の仕事をする場所に不満があるのです。

日本の住宅はそもそも書斎などワーキングスペースを設けるほどの広さがない上に、欧米のように一人に付き一部屋設ける風習もないので、どうしてもリビングでの作業となります。また、共働き世帯が夫婦同時にテレワークとなると、ダイニングテーブルでも狭く、小さい子供やペットが居る家では仕事に集中できず、仕事にかかるストレスも多くなります。

このような日本の住宅事情があり、在宅テレワークをしている人たちは不満を溜めながら仕事をしています。では企業としてこの不満をどのように解消したらよいのでしょうか。

社員が気持ちよく働ける場所を設ける

日本がバブルの最盛期の頃、通勤ラッシュが現在よりはるかにひどい時期がありました。通勤が困難という従業員の住まいが同じ方面に集まっている場合に、都心まで出なくてもオフィスと同様に働ける場所をいろんな企業が設けました。サテライトオフィスと呼ばれるものです。現在では在宅勤務が難しい社員に対して、テレワークの仕事場として活用している企業もあります。

先のアンケートで3位にランクインしている不満が「仕事用のデスク・椅子がない」(全体の27%)です。これを見てもわかるように、普段何気なくオフィスで使用しているデスクや椅子は、きちんとデスクワークでの作業に負担がないように設計されているます。家庭用の机や椅子で長時間作業すると疲労がたまり、集中力を持続させるのは困難なのです。

そういったことを加味すると、やはり日本の家庭で集中力を切らさずに業務に当たるのは難しいのかもしれません。かと言って、これからサテライトオフィスを賃貸契約し、開設して従業員の負担を減らす施策は、費用対効果で考えた時に現実的ではないかもしれません。

シフト制でコワーキングスペースを活用する

そこでおすすめなのが、都内に300以上あると言われている、現在法人での利用も急増中のコワーキングスペースの活用です。コワーキングスペースとは直訳すると「共用で仕事をする場所」という意味で、仕事をする人が利用料金を支払い仕事するスペースを時間借りする施設のことを指します。

法人契約にも対応している施設にはWiFiは勿論、会議のための個室やプリンター、フリードリンクなども完備しているところもあり、また、他人とスペースを共有している意識が働くので、自宅より緊張感も保て、オフィス同様、もしくはそれ以上の作業効率が期待できます。

利用料金は月額で契約できるところが多く、利用人数の選択も柔軟に対応しているところがほとんどです。契約内容に合わせて利用する社員をシフト制で交代させていけば、月額の利用可能時間の上限まで利用できます。多くの施設を展開しているコワーキングスペースですと、近い施設を選んで利用できますし、今後更に利便性も高くなっていくと予想されます。

テレワーク=在宅勤務という固定概念を捨てましょう

今後テレワーク人口も増えると同時に、在宅勤務が長期化すると、不満を漏らし始める人も増えてくることでしょう。今回紹介したコワーキングスペースも、そんなニーズに合わせて今後更に数を増やしていくはずです。テレワークの普及によって、通勤の必要がなくなった人たちが続々と郊外のより広い家に引っ越しをしているという現状は、仕事をする環境は従業員にとってとても重要な要素だということを物語っています。

今後社員のテレワーク導入を検討しているのであれば、コワーキングスペースの活用も選択肢に入れると良いと思います。働きたい社員が力を発揮できないのは、会社にとって最も大きな損失です。このような施設を上手に活用しながら作業の効率化を図ってみてはいかがでしょうか。

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