テレワークでやる気を起こさせるマネジメントとは?

働き方改革関連法案によって推進され、また、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、テレワークという働き方が中小企業から大企業まで、幅広い業種で定着しました。新型コロナウィルスの感染拡大が収束した後も、テレワークという働き方は積極的に活用されていくと見られています。

オフィスに通っていた頃の通勤時間を他のことに充てられたり、子育や介護と仕事の両立を図りやすくなったりといったメリットがある一方で、テレワークが長期化すると勤務者のモチベーションが落ちやすく、逆に生産性を下げてしまうことも考えられます。出勤とテレワークを選択できている人でも、今後はフルリモートで働くことを余儀なくされる方も出てくると考えられます。

テレワークが長期化すると問題になってくるのが、オフィスで働いていた頃とは環境が違い、自宅勤務ではやる気が出ないという問題です。そこで今回は、長期間のテレワークでもやる気低下の原因を探り、どのようにテレワーク勤務者をマネジメントしていけばモチベーションを高められるかについて見ていきたいと思います。

テレワーク中にやる気が起きない原因とは?

テレワーク中に家で仕事をするにあたって、自宅モードと仕事モードのスイッチを切り替えられない原因は大きく3つあるとされています。どのようなものがあるのでしょうか。

孤独や不安を感じる

多くのテレワーク勤務者はオフィスの勤務からテレワークに移行するため、オフィスでの習慣が当たり前という感覚をもっています。その状態で在宅勤務に入ると、いろいろな環境の変化を目の当たりにします。とくに一人暮らしですと一日一人で家の中で過ごすことになり、孤独を感じることも多いようです。また、自分が正しく評価されているのか不安になることでやる気が出なくなることもあります。

そして、仕事モードに入るのに意外と重要なのが仕事の合間のつかの間の雑談です。この雑談をすることで、スイッチのオンとオフができ、仕事と休憩の切り替えができるようになります。何気ない雑談が実は仕事でやる気を出すためには必要とされています。テレワークだとこの雑談ができずに切り替えができない人も多いようです。

仕事をする際に生活が切り離せない

テレワークをする際に、家庭内にパートナーが居たり、子供がいる環境で仕事をしなければならない時に、どうしても生活音が耳に入ってきてしまいます。特に家事をする音や、子供の話声等は、生活に関する音のため、仕事モードで作業をしていても、耳に入るとどうしても生活の方に意識が行ってしまいます。

部屋を分けていたとしても、足音や、洗い物の生活音が聞こえてくると、集中力が続かず、作業量が低下してしまいます。生活音が聞こえてくるのは仕方のない部分もありますが、家で聞こえる音は仕事とは関係のない内容が多いため、仕事に集中できなくなってしまうのです。

自宅の延長でリラックスしてしまう

オフィス勤務だとモチベーションが上がりやすい理由は何でしょうか。大きな理由として環境に要因があります。周りを見渡せば皆業務にあたっている姿が目に入ります。その環境に自分がいると認識することで、仕事に向かう姿勢や気持ちが形成されます。みんな頑張っているし、自分も頑張ろうという気持ちにオフィスワークは向かわせてくれます。

自宅で仕事となると、周囲の目が無くなり、全て自分のペースで作業が進められるため、メリハリのある仕事ができず、どうしても仕事に他する姿勢が鈍くなってしまいがちです。オフィスでいつも無意識に感じている一定の緊張感が失われてしまうと、仕事モードに移行できなくなるのです。

やる気が出ないテレワーカーをやる気にさせるマネジメント

やる気が出ないという問題の根底にあるのが、「やる気を削ぐもの以上のモチベーションがない」というところにあります。誰だってやる気になっている時は他のことが気にならず集中して作業できるものです。このようなモチベーションの低下を引き起こしているのは上司や管理者のマネジメントに問題がある可能性があります。では、どのようなマネジメントがテレワーク中に求められるのでしょうか。

企業の理念や業務の目的、目標を再共有する

テレワーク勤務者も与えられた仕事の意味や意義を理解していなければ、その仕事に対してのモチベーションが維持できないのは当然のことと理解できます。ただ目の前のタスクをこなすというだけであれば、その業務の本来の目的にについて深く考えたりすることもなく、ただこなしていくだけの仕事になってしまいます。

そして、テレワークを指示されてテレワークで業務をしていても、なぜテレワークで仕事をしなければならないのかという根本的な問に対しての回答がなければ、テレワークの意義を感じられず、ただただオフィスワークとの比較をして、オフィスワークのほうが良かったと考えてしまうこともあり得ます。しっかりとテレワークの意義を管理者と共有し、業務を割り振ることで生産性も上がるはずです。

徹底的に言語化してしっかりと伝える

オフィスで働いていると、場の空気や対面であることで、100%言葉にしなくても伝わることもあります。しかし、テレワーク勤務者とのやり取りはチャットなど、基本的に言葉でのやり取りになります。例えば上司が一言「大丈夫か?」と問いかけたとしても、その言葉を受取る方は何がどのように大丈夫と聞いているのかを汲み取る必要が出てきます。些細なことに見えますが、こういったコミュニケーションがストレスになるのです。

テレワークで勤務者をやる気にさせるためには、管理者の行き届いた配慮が必要になります。面倒に感じても、伝えたいことをしっかりと言語で明確に伝える必要があります。些細な気遣いがテレワーク中には伝わりやすく、そうした態度がテレワーク勤務者のやる気につながるのです。

1on1ミーティングを活用し、やる気を取り戻しましょう

管理者も多忙かと思いますが、その忙しい時間を使ってでも、1on1ミーティングを定期的に実施することをおすすめします。日報や報告書などがあれば、それを元にテレワーク勤務者が何に問題を感じているか、何を必要としているかを聞き出し、テレワーク勤務者に寄り添う姿勢を積極的に見せることも重要です。

テレワーク勤務者は孤独を感じているものです。自分はメンバーから外されているのではないか、しっかりと評価されていないのではないか、など、不安を感じながら仕事をしているものです。1on1ミーティングを定期的に行うことで、自分が必要とされているということを実感でき、モチベーションも必然的にあがり、やる気に繋がっていくのです。

今までとは違うマネジメントでやる気を回復させましょう

テレワークは遠隔で仕事を行うため、顔が見えません。そして、社内の空気感なども感じることができないのです。その中でテレワーク勤務者は様々なことに不安を感じながら仕事をしています。そのためやる気も起きず、生産性も下がってしまうリスクがあります。

しかし、遠隔だからこそ相手の感情に関心を持つことが大切です。管理者は、「関心があり、気にかけている」というメッセージをしっかりと伝える必要があります。また、雑音などで集中力を保つのが難しい環境にいる人もいます。そういう人からの声もしっかり拾い上げながら接する必要があります。

ここまでやる必要があるのか、と感じる方も多いかと思いますが、顔が見えない働き方だからこそ、今まで以上に求められるモチベーション回復のためのマネジメントが必要となるのです。根性論では乗り越えられない現代のやる気に関する問題を、今までとは違うマネジメントで管理していきましょう。

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