大企業から個人まで活かせる生産性向上の取り組み方法

企業が成長するためには、生産性の向上が必要と言われるようになりました。そして経営者なら誰でも感じていることではないでしょうか。しかし、生産性の向上とは単純にコストを削減すれば達成できる思い込み、正しく理解できていない人も多いようです。

生産性向上は、大企業から個人まで活かせる取り組みです。大企業であれば利益の確保、個人であれば業務の効率アップという風に使い分けることができます。

今回は、例として製造業、営業、個人における生産性向上の取り組み方法について解説をしていきたいと思います。

製造業における生産性向上の取り組み

生産性向上と一言で言っても、何をもって「生産性が向上した」かの捉え方は、業種や職務によって変わります。製造業における生産性向上は一言で「生産量」だといえます。

製造業の結果を見るときは、従業員がどのくらい製造できたかを見ます。それは「製品の生産量」といえます。生産資源という言葉は、製品を製造するための原材料や人件費のことを指しますが、製造業の場合には従業員の数や製造に掛かった時間などの、人的なリソースのみと考えたほうがすっきりします。

製造業の場合でみると、「人的資源をどれだけ費やせば、製品の生産量の比率をどれだけ上げられるか」、ということが生産性向上の定義となります。

製造業の生産性向上の取り組み方法

製造業における生産性向上の取り組み事例をご紹介していきます。

1. マニュアルによる品質担保が可能に

作業をおこなう従業員がそれぞれ自分の方法で業務を行うと、作業のスピードや完成度にバラつきが出やすくなります。作業の効率性が低下するだけでなく、製品の品質面においても均一性が保たれない恐れがあります。

これを防ぐには、技術的に優れている従業員の作業の方法やノウハウを参考にマニュアルをつくり、全従業員で共有します。全従業員がマニュア通りに業務を行えば、作業のスピードが上がり、製品の品質も向上するのです。

2. マニュアルはコストの大幅な削減にもつながる

製品の製造量と従業員の労働時間で考えた時に、労働時間が多いと生産量を上げることができます。しかし、従業員の労働時間を増やして生産量を増加させようと思っても、残業代などの人件費コストが増え、必ずしも生産性が上がるわけではありません。

マニュアルなどを使用して、全体の作業スピードを上げることで生産性が向上すれば、残業代も減り、全体のコストが大幅に削減できます。

営業における生産性向上の取り組み

大規模な改善でなくても、一営業マンでも生産性向上に取り組むことができます。生産性が向上すれば部署の生産性も上がり、その積み重ねが会社に大きな利益をもたらします。

営業の生産性向上の取り組み方法

営業の生産性向上の取り組み方法について見ていきたいと思います。

1. 業務の時間短縮を図る

営業の業務時間を短縮させるには2つの方法があります。1つが「量と質を保ちながら、今までよりも早くやる」という方法で、もう1つが「費やす時間と質を保ちながら、仕事を処理する量を増やす」という方法です。

具体的には、今まで資料の作成に2時間かかっていたのを1時間に短縮したり、1時間で15件しかかけられなかった営業の電話を30件かけられるようになれば、今までとは違う時間の使いみちができたり、残業する必要がなくなったりします。

これを実現するためには、自身が行う業務を細分化し、それぞれにどれぐらいの時間がかかるかを把握することからはじめ、それらをどのようにすれば短縮することが出来るかを考えることにより実現することが出来ます。

2. 注力するべき仕事を把握する

営業マンが一日に営業活動以外で費やす時間の多くには、データ入力やカレンダー処理、アカウント管理など直接利益に結びつかない活動が多くあります。

本来注力すべきなのはクライアントとの関係性を深めたり、実際にコミュニケーションをとるといった営業職本来の仕事です。

営業マンの生産性を向上させるためには、時間を無駄に使わず、PDCAサイクルをしっかりと回して、営業活動に直接関係なく、効果のない仕事は削減する必要があります。

生産性の高い仕事ができている人は、皆時間の使い方が他の人とは違うと言われます。そして、空いた時間を自分の更なるスキルアップに使うので、さらに他の人との生産性も変わっていくのです。そういった知識やノウハウを社内で共有すれば、組織全体の生産性も大きく改善されるのです。

個人における生産性向上の取り組み

生産性と言っても必ずしも利益というお金に置換できるものだけではありません。効率よく日々のタスクをこなせば、自分の時間が増え、趣味の時間などにあてられる。これも生産性が高いということができます。

個人の生産性向上の取り組み方法

個人の生産性向上の具体的な取り組み方法について見ていきたいと思います。

1. 目標を掲げ、やらないことを明確にする

人間は常に欲望と共に生きています。その欲望のままに生きていると、いくらでも怠惰な生活ができます。しかし、目標を掲げてそこに向かう人の多くは、その欲望を断ち切り、時には目標自体を欲望に変えて達成しようとします。

このように具体的な目標を掲げ、その目標達成に必要なこと以外に関しては「やらないこと」として明確にすることで自分自身をきちんとコントロールでき、生産性を上げることが出来ます。

2. 面倒なことは先に終わらせる

面倒くさがり屋の方が生産性が高いという話があります。それは、面倒くさがり屋のほうが、タスクを面倒だと思い、さっさと片付けてしまうからです。

気が乗らない時ほど、自分を奮い立たせてタスクを終わらせましょう。それが習慣化されると生産性は飛躍的に向上します。

3. 本質を見極める眼を持つ

世の中には必要な情報と不必要な情報が渾然一体となって溢れています。目的地があるのに不必要な情報ばかり手に取っていたのでは、いつまでもたどり着けません。

目的地に早くたどり着くためにはものの本質を見極める眼を持つことが必要なのです。それが個人の生産性を向上させる最大のポイントかも知れません。

生産性向上の取り組みが企業や個人を豊かに

今回は、製造業、営業、個人の生産性向上に関する取り組み方法をご紹介してきました。作業や仕事の効率化を図り生産性を増幅させることで、金銭的余裕、時間的な余裕を生み出すことが出来ます。生産性が向上すれば、その余剰分のお金や時間で更なる投資ができ、企業も個人もステップアップを実現することができ、より豊かになることが出来ます。

生産性の向上は、これからの企業にも個人にとっても重要なテーマとなります。取り組みはじめは、分からないことも多く、億劫になることもあるかもしれませんが、是非一度今回ご紹介したような取り組み方法を参考に自社や自身の生産性向上を実現してみてください。

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