AWS、Boxと考える「場所を問わないワークスタイル」

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は6月14日、AWS社、Box社とリモートワークをテーマとしたイベントを実施しました。本記事では、講演内容の一部を紹介いたします。

2018年6月14日、AWS、Box、伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)の3社が、「クラウドで実現する、場所を問わないワークスタイル ~地球上どこにいても働ける仕組み~」と題したイベントを開催しました。

3社がそれぞれリモートワークについて講演を行ったので、内容の一部を紹介します!

イベント概要

「働き方改革」の推進で、浸透しつつあるリモートワーク。その流れに対応しようと、クラウド化に対応したインフラの刷新を検討する企業も増えてきています。

それに伴って課題となるのが、「セキュアな環境をどのように整えるのか」。そして「社内にいるのと変わりない、あるいはそれ以上の生産性を出せるのか」ということ。

これらの課題に対して、AWS、Box、CTCの3社が事例やツールを紹介。イベントには100名近い情報システム部門の担当者、働き方改革の担当者にお集まりいただきました。

セッションの内容


アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 相澤 恵奏氏

「我々は、“いつでも、どこでも、誰とでも働ける”という柔軟な働き方がしやすい環境をツールで構築しながら、生産性向上や、ダイバーシティ実現を目指していく」

イベント冒頭で登壇したアマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社の相澤 恵奏氏は、働き方改革の目的についてこう話しています。これを実現可能にするのが、クラウドツールの導入です。

たとえば、同社が提供しているのが、AWS上で稼働するセキュアな仮想デスクトップ「Amazon WorkSpaces」。これに、BtoBに特化したセキュアなクラウドストレージ「Box」、そしてBoxに最適化されたチャットツール「Tocaro」、これらのツールを組み合わせることによって、この“いつでも、どこでも、誰とでも働ける”クラウド環境が構築できます。


株式会社 Box Japan 安達 徹也氏

CTCの講演ではTocaroのマーケティングを行っている谷口より、自身の働き方を例に、CTCで行っている働き方改革についてご紹介しました。

「どこでも誰とでも、社内と変わらない生き生きとした創造的な仕事に挑戦できるように――。それによって、生産性や従業員エンゲージメントを高め、利益を上げていく。こういった思想を持ってコミュニケーションに投資し、働き方改革を進めているんです」

CTCでは2014年からリモートワークを推進し始め、2015年にTocaroを提供開始。2017年からは「Amazon WorkSpaces」「box」などのクラウドツールを全面的に採用し、業績も右肩上がりで上昇を続けています。

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 谷口 弘一

「2014年から4期連続で最高益と、まさに働き方改革の着手からすぐに結果が出ています。AWS、Box、そしてTocaroとツールには投資をしているものの、その分ビジネススピードを加速できている。まさにコミュニケーションへの投資が、利益に繋がっていると言えます」

たとえばある月曜日。自宅から社内システムにログインし、メールやスケジュールにアクセス。朝、自宅からでも一通りの情報に接することができるため、1日のほとんどを社外で過ごすこともあります。

“報連相”など対話が必要なときは、「Tocaro」を使います。例えば、お客様に送る提案資料を上司にチェックしてもらう必要がありました。その時はチャットで上司に送りますが、実はファイルは「Box」に置かれているので、セキュアかつ手軽なコミュニケーションが行えます。もちろん上司も、自宅や電車の中からでも確認可能です。

さらにWeb会議機能による社内MTGや、法務とのやり取りが必要な契約書の確認作業などもTocaroで実現でき、会社にいなくとも社内にいるのと変わらない量の仕事ができます。CTC内では現在Tocaro上で、1か月に「約1万」ものグループが新たに作成され、ファイルは「約4万5000回」、メッセージは「約10万回」ものやり取りがされています。

「たとえ課長が子供の看病で会社に来れなくとも、私の資料をレビューしてもらえます。部長が電車に乗っていても、見積承認を返してもらえます。仕事に充てられる時間が増えるので、その分早く退勤できる。CTCの場合、こうした働き方を“全員で”行っているから価値があるんです」

「次なる目標を目指して、Tocaroに貯まっているデータを活用し、社内の情報を可視化、スピーディーに収集できるスキームを作りたい。また社内だけでなく、お客様やパートナー様とのコラボレーション強化も必要不可欠。より積極的にTocaroやBoxを活用して、どんどんコラボレーションを加速していきたいですね」

 

講演の詳しい内容についてや、リモートワークについてのご相談などお気軽にお問合せ下さい。

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