BoxJapan、McAfeeと考える、Tocaro導入による“セキュリティ万全”の働き方改革

伊藤忠ソリューションズは11月6日、BoxJapan社、McAfee社と「クラウド時代の情報セキュリティ対策」をテーマとしたイベントを実施しました。本記事では、講演内容の一部を紹介いたします。

イベント概要

昨今のビジネスシーンでは、クラウドツールの利用が当たり前になりつつあります。しかし「クラウド利用は、セキュリティ面で不安がある」という企業様の声も耳にします。

今回のイベントでは、Box Japan、McAfee、CTCの3社が事例やツールを紹介。情報システム部門の担当者や、働き方改革の担当者にご参加いただき、最新のセキュリティ対策について熱心な質問が飛ぶ場面もありました。

セッションの内容

長時間働くことよりも、いかに効率的に働くことができるのか


伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 情報通信事業企画室 クラウドサービス営業部 覚張 正也

まず冒頭では、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社の覚張より、最新の「クラウド普及動向」をお伝えしました。「働き方改革」が世の中に浸透する中で、「長時間働くことよりも、いかに効率的に働くことができるのか」が求められる時代に変化してきている、と話します。

「生産性向上のためには『行動』、つまり情報共有やコミュニケーションといった面に変革を考える必要がある。この部分を別のツール、別の方法に置き換え、新しい価値を生み出していく活動にもっと時間を割いていく。セキュリティと利便性に対応したEnterpriseクラスのクラウドサービスを利活用していただき、安全な形で効率化を図っていただけたら」

社内外の組織全体にわたるすべてのコンテンツを安全に管理・保護

そうしたクラウドツールの代表例が、クラウドコンテンツマネジメントプラットフォーム「Box」です。世界で約8万7000社が利用しており、多彩な機能とセキュリティで、社内外の組織全体にわたるすべてのコンテンツを安全に管理・保護しています。株式会社Box Japanの石川学氏からは、「Box」がどのような考え方で運用されているかについて、ご紹介いただきました。


株式会社Box Japan パートナー&テクノロジーSE部 石川学氏

「デジタル変革の波は、いまあらゆる企業に押し寄せてきています。従業員が期待する仕事上の利便性のみならず、求められるビジネスプロセスのスピードも早くなっていますし、セキュリティ面ではサイバー攻撃も絶え間なく変化しています。これまで分散していた社内外のコンテンツをプラットフォームに一元化し、安全に使っていただけるクラウドコンテンツマネジメントを実現する。それがBoxというサービスです」

Boxとフル連携が可能なビジネスチャットツール「Tocaro」

そんなBoxとフル連携が可能なビジネスチャットツールが「Tocaro」です。ファイルのシェアやプレビューを、チャット上でシームレスに行うことが可能で、さらに容量も無制限。必要であれば各ファイルの権限設定を変えることや、古いファイルを検索することもできます。伊藤忠テクノソリューションズ株式会社の谷口が、Tocaroの開発背景についてご紹介しました。


伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 ICT営業第2部 Tocaroセールスリーダー 谷口 弘一

「CTCでは2012年からビジネスチャットを使い始めましたが、日本企業にフィットする堅牢なセキュリティや分かりやすいインタフェースを持つツールが当時はありませんでした。そこで開発したのがTocaro。現在CTCでは全部門1万6,000人が使用しています。その他日本の大手企業を中心に、1,500社以上ご利用いただいています」

これまでのビジネスコミュニケーションは電話、メール、会議の“3種の神器”が中心でした。しかしTocaroを始めとするビジネスチャットツールに、コミュニケーションがこれだけ置き換わっている理由はひとえに「便利」だから。これまで電話・メール対応や会議に取られていた時間を他の業務にあてられるため、生産性向上も期待できるようになります。

「他社様の事例でも、Tocaroの導入によって『100通・200通といったメールの量が減り、本来行うべきプロダクトのPR業務に時間を割けるようになった』『会議のための移動時間が減り、遠方の協力会社さんとの仕事がしやすくなった』など、一度導入していただくとほとんどの企業様が『もうTocaroがないと業務が回らない』と仰っていただけています」

もちろん既存のコミュニケーションツールを“なくす”ことができるわけではありませんし、それぞれに良いところもあります。すべてを一度に置き換えることは難しいため、谷口から提案したのが、業務の一部について「第四のツール」としてチャットを導入すること。これが突破口となって、メール、電話、会議の不便だった部分が自然とチャットでのやり取りに置き換わっていくと言います。

「近年では特に、子どもの頃からスマホを持ち、親や友人たちとチャットで会話をするのが当たり前の世代の社員がビジネスシーンに入ってきている。ビジネスのコミュニケーションにおいて、チャットツールがマストの世界に入ってくる時代はそう遠くないと思います。かならず働き方を変えるツールなので、ぜひチャレンジしていただきたいと思っています」

クラウドが「当たり前」になっていく世界で、どのようにセキュリティを担保するか

最後のセッションは、そうしたクラウドが「当たり前」になっていく世界で、どのようにセキュリティを担保するかという課題。これについて、マカフィー株式会社の露木氏に、最新セキュリティ対策「McAfee MVISION Cloud」(旧 Skyhigh Security Cloud)をご紹介いただきました。

このソリューションは、クラウドサービスを利用するすべてのデータや動作を「可視化」し、情報を常に「保護」し、ポリシー違反や脅威をリアルタイムで「検出」することができます。


マカフィー株式会社 クラウドソリューション営業本部 本部長 露木 正樹氏

「いままでのセキュリティは、企業データとアプリケーションに利用制限を行うことでセキュリティを確保してきました。全部クローズドのネットワークで、外界に触れていたのはプロキシ、ファイアウォール経由のみ、という状況です」

「しかしクラウド化する時代において、個人は複数のクラウドサービスを、管理されていないデバイスからも使うようになってきている。さらにこれからは『クラウド間通信』でのデータの連携も増えてくる。そうした中で、企業のクラウドセキュリティをどうするかは非常に重要な問題。ぜひ一度こういったソリューションを考え、ご検討いただければと思います」

講演の詳しい内容についてや、リモートワークについてのご相談などは、お気軽にお問合せ下さい。

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