社内コミュニケーション不全を引き起こす解決するべき3つの課題

円滑な社内コミュニケーションが企業の成長に不可欠なことは多くの方が理解していると思いますが、しっかりと社内コミュニケーションが出来ていると感じている方は少ないのではないでしょうか?

今回は、社内コミュニケーション不全を引き起こす3つの課題とその対応策について解説していきたいと思います。

社内コミュニケーションが必要な理由とは?

課題を把握するには、まずはそもそも社内コミュニケーションがなぜ必要なのかを把握する必要があります。

社内コミュニケーションの目的は、「社員同士がお互いの情報やスキルを共有して良好な関係構築を行うこと」にあります。

この良好な関係構築が出来ることで、「事業の目的共有がスムーズに行える」「情報共有が活発に行われる」「生産性が向上する」などの効果を得られ、業績向上を達成できるとともに社員の定着率向上を実現することが出来ます。

現状、社内コミュニケーションはちゃんと行われているか?

メリットばかりの社内コミュニケーションですが、実際に企業ではしっかりと行われているのでしょうか?

HR総研が2016年に実施した【HR総研】社内コミュニケーションに関するアンケートによると企業規模を問わず、8割近い企業が社内コミュニケーションに課題を感じているという調査結果が出てしまっています。

これはなぜなのでしょうか?

社内コミュニケーション不全を引き起こす課題とは?

そもそもどこで社内コミュニケーションは起きているのでしょうか?上記のHR総研のレポートによると68%が「部門・事業所間」と最多となり、次いで51%で「経営層と社員」、38%で「部署の部長とメンバー」と続く結果となっています。

これらの社内コミュニケーション不全はなぜ起きるのでしょうか?ここでは中でも課題が大きい3つの課題をご紹介します。

組織風土・社風

まず、そもそもコミュニケーションを重要視しない経営層や上司の存在することにより社内コミュニケーションを不要と考える組織風土、社風が上げれられます。

対面コミュニケーションの減少

次は、ITツールなどの普及により減少した対面コミュニケーションが上げられます。HR総研の調査では、現在はコミュニケーションの方法が対面よりもメールの方が上回っているという結果も出ています。

コミュニケーションスキルの低下

スマートフォンやSNSの普及によりそもそもの個人のコミュニケーションスキルの低下も課題となってきています。個の時代と言われる今、他者とのコミュニケーションよりも自分に向き合うことが推奨されたりすることで、そもそもコミュニケーション自体を重要だと思っていない人もいます。

社内コミュニケーションの活性化はどうやる?

社内コミュニケーションを活性化させるためには「そもそものコミュニケーション量を増やす」ということがまずは不可欠です。企業では、社内コミュニケーションを活性化させるために様々な企画が立てられ、実行されていますが、まずは各メンバーがコミュニケーションを取る頻度を増やすことを是非試してみてください。

例えば、挨拶をする。そんなことかと思われるかもしれませんが、そもそもこの挨拶自体も年々減少しています。まずは、この挨拶をすることを社内全体で推奨するのはいかがでしょうか?

会社としてさらなるコミュニケーション活性化企画を立てる際には、「コミュニーケーションをとるキッカケ」や「コミュニケーションをとる時間・場所などの機会を作る」ということを考えると良いです。

コミュニケーションのキッカケとしては、まずは個々のメンバーがそれぞれのことを知ることが出来るように「社内報」を出すのも良いと思いますし、機会の作り方としては「社内食堂」や「レクリエーション」「社内研修」などを開催するのも良いと思います。

まずは、自社の社内コミュニケーションの課題を把握しましょう!

今回は、社内コミュニケーションの課題と解決策をまとめてご紹介してきましたが、何よりまず重要なのは、自社の社内コミュニケーションが上手くいっていないと感じるのであれば、その原因がなんなのかを特定することです。

なんとなくで始めた社内コミュニケーション促進施策は逆にメンバーの気持ちを離す結果になることもありますので、まずは課題把握を優先して実践してみてください。

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