日本国内で導入が進む人気ビジネスチャットツール10選

少子化と超高齢化を同時に迎え、日本の企業では生産性の向上が強く求められています。その解決策として政府からは働き方改革という政策が打ち出され、様々な取り組みが全国の企業でなされています。日本は労働生産性が低い国で、OECD加盟36カ国中21位なのです。

労働生産性の元をたどると、組織内での時間のロスが多かったり、仕事の分配がうまくできていなかったり、社員のモチベーションが低かったりと、様々な要因がありますが、日本特有の働き方の中で議題に上がるのがコミュニケーションのあり方です。

組織のヒエラルキーが強い会社では、情報がトップダウンでしか伝わらず、新しいアイデアなどを吸い上げる仕組みがなかったり、属人的な仕事が多く情報が集中してしまったりすることが多いのです。

日本が抱えるこのような問題を解決してくれると期待されているツールがビジネスチャットです。タスク・プロジェクト管理機能とチャット機能による社内コミュニケーションの活性化を支援するITツールです。

この記事では、ビジネスチャットの主な機能を紹介した上で、現在人気のあるビジネスチャットツールをご紹介していきます。是非参考にしてみてください。

ビジネスチャットの主な5つの機能

日本でもプライベートにおいて、LINEやMessengerなどのチャットツールがよく利用されています。チャットとは英語でおしゃべりという意味ですが、その名の通り、メールよりもリアルタイムな会話ができ、ちょっとしたやり取りをするには便利なツールです。

しかし、ビジネスに使うには、シャドーITのリスク、セキュリティの低さなどの問題があり、個人用のツールを仕事に使うのはNGとされてきました。そこで生まれたのがビジネスチャットです。ビジネス用にセキュリティがしっかりしていて、会話だけでなくデータのやり取りなどもでき、ビジネスと相性が良く実用的なものが選ばれています。

では、ビジネスチャットにはどのような機能があるのでしょうか。多くのビジネスチャットが実装している機能を見てみましょう。

チャット

チャットとはビジネスチャットにおけるコミュニケーション機能のことで、従来のメールとは異なり、挨拶文や宛名を入力する必要がなく、コミュニケーションがダイレクトで即時性の高いため、効率よく連絡を取り合うことができます。

グループチャット

1対1のコミュニケーションだけでなく、業務を一緒に進めているチームやプロジェクトメンバー、関係部署など、必要に応じグループチャットにメンバーを招待することができ、情報の共有が手軽に行えます。

音声チャットやWeb会議

ビジネスチャットのサービスによっては、文字でのやり取りだけでなく、音声でのやり取りや、Web会議を開き、コミュニケーションをとることができます。

ファイルの共有

グループで作業を行う際に便利な、画像や動画などを添付してデータを共有する機能があるビジネスチャットもあります。

タスク管理

チームのメンバーの作業状況がどのような状態かを共有できるタスクを管理機能があるものもあります。それにより、目標達成への進捗状況を把握、共有することができます。

おすすめのビジネスチャットツール10選

数多くビジネスチャットが存在する中で、どのサービスを選べばよいか悩んでいる方も多いと思います。今回は、現在日本でおすすめのビジネスチャット10サービスをご紹介します。是非参考にしてみてください。

カスタマイズ性が高くIT業界での人気「Slack」

「Slack」は、Slack Japan株式会社が提供するビジネスチャットです。メールに代わるコラボレーションハブとしてコミュニケーションを加速させます。多種多様なアプリとの連携が可能で、資料などのやり取りはもちろん、経費精算や勤怠管理含め、業務にかかわる多くのことをSlackを通して効率化することができます。

日間アクティブユーザー数は1,200万以上、導入社数は75万社以上、世界150ヶ国以上で利用されており、ユーザーからの信頼も厚いツールです。全世界で利用されている世界シェアトップクラスのビジネスチャットです。

Slackのサービスサイトはこちら:https://slack.com/intl/ja-jp/

導入社数30万社を超える国産ビジネスチャットサービス「Chatwork」

「Chatwork」は、2020年度ビジネスチャット国内利用者数No1を誇り、2021年3月時点で導入企業は30万社以上を持つ中小企業向けビジネスチャットです。社内ユーザーはもちろん社外ユーザーともセキュアな状態で効率的にやりとりすることができます。

コミュニケーションから発生するTo Doをタスク機能で管理もできる上に、600以上の外部連携サービスを駆使して効率的かつ生産性の高いコミュニケーションを図れます。

大容量のデータ送信・無料のビデオ通話が可能になり、遠方のクライアントや離れた拠点の社員とコニュニケーションが図りやすくなったので、今の働き方にも柔軟に対応している点が人気のポイントです。

Chatworkのサービスサイトはこちら:https://go.chatwork.com/ja

LINEと同様の使い方で簡単「LINE WORKS」

「LINE WORKS」は、ワークスモバイルジャパン株式会社が提供するビジネスチャットです。LINEの使用感そのままのため、年代やITリテラシーを問わず誰でもすぐに使うことができ、導入企業は10万社を突破しています。

「LINE」との親和性が高く、LINEと連携できる唯一のコミュニケーションツールです。スタンプや既読などの機能がそのままサポートされています。普段LINEを使用している人にとって使いやすいインターフェースで、誰でも簡単に操作できる点が人気の秘訣です。

掲示板やカレンダー、アドレス帳、アンケートなど、仕事上で活用できるさまざまな機能も充実しています。

LINE WORKSのサービスサイトはこちら:https://line.worksmobile.com/jp/

テクノロジーでヒトを見える化する「Talknote」

「Talknote」は、Talknote株式会社が提供する社内SNS・ビジネスチャットツールです。細やかで頻繁な情報のやり取りを促すよう考えられています。社員の稼働状況やパフォーマンスの把握を行い、離職を防いだり社内エンゲージメントを上げる支援を行います。

会社への関与度合いやオーバーワークの状況など、人では気づけない「ヒト」の課題をテクノロジーの力で検知し対策できる機能(Talknoteへ投稿量やアクセス時間を検知するアクションリズム解析)や、タイムライン機能やスレッド機能もあり、情報がSNSのように確認しやすく約10,000社のさまざまな業種で活用されているツールです。

Talknoteのサービスサイトはこちら:https://talknote.com/

10,000社を超える企業が導入済みNo1国産ビジネスチャット「WowTalk」

「WowTalk」は、ワウテック株式会社が提供するビジネスチャットツールです。直感的な操作性で組織に定着しやすく、チャット機能のみならず、社内掲示板やタスク管理、日報などのビジネスツールが網羅されています。

災害時の社内統制や安否確認も迅速に行うことができます。10,000社を超える企業への導入実績があり、国産ビジネスチャットの中ではシェアNo1です。従業員のITスキルや年代を問わない直感的な操作性で組織に定着しやすいところが人気です。

WowTalkのサービスサイトはこちら:https://www.wowtalk.jp/

グローバルなビジネス現場で役に立つ機能が満載「Workplace from Meta」

「Workplace from Meta」は、Meta Platforms, Inc.が提供するビジネスチャットツールです。SNSの「Facebook」と似た操作方法のため、学習工数を取得せずとも利用することができます。

ライブ配信やニュースフィードなどの多様な発信ができ、役職や部署の垣根を超えたコミュニケーションを実現させます。アクセス制限やグループ自動振り分けなどの詳細な管理機能で管理者の負担を軽減し、強固なセキュリティ体制が整っているため、大企業でも安全に全社員が利用できるビジネスチャットです。全世界で700万人以上が利用しています。

Workplace from Metaのサービスサイトはこちら:https://ja-jp.workplace.com/

高安全性・高セキュリティに特化した「ChatLuck」

「ChatLuck」は、株式会社ネオジャパンが提供するビジネスチャットツールです。グループウェア「デスクネッツ ネオ」を提供している自社のノウハウを生かし、高安全性を実現し、高セキュリティに特化したツールで、シビアな情報を扱う災害時にも活用されるなど信頼も厚いです。

ChatLuckを使用しているメンバーを全て管理することができ、登録されていないメンバーは環境内にアクセスすることができません。クラウドだけでなくオンプレミスにも対応しており、ネットワーク分離など、インターネットを利用できない環境でも利用が可能なため、セキュアに利用したい方も安心して使えます。

ChatLuckのサービスサイトはこちら:https://www.chatluck.com/

タスクの依頼と完了状況を見える化「SONR」

「SONR(ソナー)」は、株式会社エクストが提供するビジネスチャットツールです。タスクを見える化し、タスクの進捗と、タスクの遂行に必要なコミュニケーションを一元管理できるように設計されています。グループ機能を使用すると、取引先や社外のプロジェクトメンバーとのやりとりも可能です。

ファイルの共有を行うことができるため、メンバー全員で常に同じファイルをみながら議論を進めることができ、ファイルを探す、確認するなどの負荷を軽減することが出来ます。ITツールに慣れていない企業でも簡単に導入できるシンプルさで、業務効率化をサポートします。PCやメールアドレスを持っていない社員が多いアナログな企業でも簡単に導入出来るところが人気の秘訣です。

SONRのサービスサイトはこちら:https://guide.sonr.jp/

社内の雑談量を増やしチームの一体感を生む「Typetalk」

「Typetalk」は、株式会社ヌーラボが提供するビジネスチャットツールです。株式会社ヌーラボが提供するプロジェクト管理ツールである「Backlog」(プロジェクト管理ツール)や「Cacoo」(オンライン作図ツール)など外部サービスとの連携を強みとしており、リモート環境下でもリアルタイムなやりとりやタスク管理を実現することが可能です。

チャット機能自体も、見える化に特化しており、会話の経緯が一目でわかるライン表示のほか、トピックのグループ化など、情報共有やディスカッションを円滑に進めるシステムが充実しているところが人気です。

Typetalkのサービスサイトはこちら:https://www.typetalk.com/ja/

仕事のあらゆる行動を定量化して成果につながるプロセスを見える化する「Tocaro」

「Tocaro(トカロ)」は、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社が提供するビジネスチャットツールです。いつでも必要な情報を見つけ出すことのできる高い検索力と、メッセージ履歴と紐づいたTo-Do管理など「なぜそのタスクをやるのか」という背景情報などを合わせて整理することできます。

大手企業を中心に、2,000社以上の利用実績があり伊藤忠ブランドによる信頼感も高いです。セキュリティも金融機関レベルを誇り、第三者の定期的なセキュリティ監査や、伊藤忠テクノソリューションズの信頼と実績に裏付けされた24時間体制のサポートで運用を支援します。Enterpriseプランではより多彩な管理・バックアップ機能も用意されています。

Tocaroのサービスサイトはこちら:https://tocaro.im/

テレワークでもビジネスチャットを活用してコミュニケーションを円滑化しましょう

「わざわざメールで聞くほどのことでもない」と考え、コミュニケーションを諦めてしまうことや、電話をするにも、「今相手が何をしているのかわからないから後回しにしよう」と考えたことはありませんか?その日本らしい気遣いがビジネスのスピードを奪ってきた大きな要因です。ビジネスチャットを活用すれば、組織内のコミュニケーションに風穴が空き、情報伝達の改革が進められるはずです。

現在多くのビジネスチャットツールがあり、様々なタイプのものがあります。大企業向けのセキュリティが堅牢なものや、他社のツールと連携できるものなど、利用企業の業態に合せたサービスが豊富にあります。自社に合うビジネスチャットツールを見つけて導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

ビジネスチャットツール『Tocaro』についてご存知でしょうか?詳細は下のオレンジ色のボタンからご覧になれます。

ワークプロセスマネジメントプラットフォーム
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