10社の社内コミュニケーション活性化事例

働き方の多様化により、年々社内コミュニケーションをうまく取ることが難しくなってきています。

今回は、そんな中、試行錯誤しながら社内コミュニケーションを活性化し続けている10社の具体的な社内コミュニケーション施策を事例としてご紹介ていきます。

1. ヤフー株式会社「1 on 1 ミーティング 」

ヤフーでは2012年からこの 1 on 1 ミーティングが導入され、ヤフーにおいては、週に1度30分間、場所を確保し、部下の話を聞く場として実施をし、経験学習のサイクルを完成させることと社員の才能や情熱を解き放つことに成功しました。

企業で導入を進めようとするとコミュニケーションに積極的ではない上司は、「そんな時間は捻出できない」「部下の愚痴を聞くはけ口で終わりそう」などと言いそうですが、導入することにより社員の成長促進と意欲の向上が見込まれる施策です。

https://about.yahoo.co.jp/info/blog/20181011/1on1.html

2. 株式会社サイバーエージェント月一面談」

サイバーエージェントでは上司と部下のコミュニケーション機会を増やすため、2005年あたりから上司と部下で月1回面談を実施することを推奨しています。足元の業務状況を月に1回上司と部下の間で共有することで、組織内のミスコミュニケーションを防いでいます。

ヤフー同様、社内に上下のコミュニケーションを仕組みとして活性化している事例です。

https://www.cyberagent.co.jp/way/culture/

3. 株式会社アカツキ「役員ランチ制度」

アカツキでは、月に1度社員が直々に役員を指名をしてランチを設定できる制度を導入しています。

部署内のランチを補助する会社は多いですが、社員が役員と直接意見交換する場を持てることは社内の風の通しを良くしてくれるのではないでしょうか。

https://aktsk.jp/recruit/welfare/

4. 株式会社資生堂「リバースメンター制度

資生堂では、若手の社員が上司のメンターになるリバースメンター制度を導入しています。社長や執行役員も含む約20人が上司の対象で、若手の強みであるデジタル領域への認識を高めることに寄与しているとともに、経営層を相手にメンターとなるので若手のコミュニケーション力向上も期待できます。

今回調査しているなかで、面白いと思ったのがこのリバースメンター制度で、通常上司の部下へのコミュニケーション活性化が制度になりがちですが、それを逆にすることでより一層の相互理解が深まるのではないかと思いました。

5. 株式会社CRAZYLUNCH制度」

CRAZYでは、経営の優先順位の1番に「健康」を定めており、その一環で社内のダイニングチームが毎日自然食を提供し、社員全員で揃ってランチを食べているそうです。

社食が用意されている会社は多いですが、全員で一緒に食べるというのはなかなか聞いたことがないです。この時間で上司と部下、社員同士のタテ・ヨコのコミュニケーションが活性化されているんでしょうね!

https://www.crazy.co.jp/recruit/worksystem/

6. 株式会社バスクリンバスクリン銭湯部」

バスクリンでは、2015年から若手社員の発案で銭湯を盛り上げる活動として社内交流イベント「バスクリン銭湯部」を発足し、活動をしています。

このイベントには、ベテラン社員も参加し、ベテラン社員から若手への知識や知見の伝承の場としても機能をしているそうです。

https://tokyosento.com/special/2074/

7. カルビー株式会社フリーアドレス制度

カルビーでは、働き方改革の1つとして、本社オフィスでは従業員が自分の固定席を持たない「フリーアドレス」を採用しています。ユニークなのが、「ダーツシステム」という専用のシステムを使い、コンピューターがランダムに席を選んで、その日に仕事をする席が決定するようになっています。

立場や部署を超えたコミュニケーションの活性化を目的としたフリーアドレス自体は、多くの企業で採用されていますが、なんだかんだ同じような席に座ってしまうようになることも多いですが、このような機械を使用することで確実に毎日違う席に座る仕組みを採用しているのはなかなか見たことがありません。

https://www.calbee.co.jp/recruit/about/culture/

8. 株式会社メルカリランチ制度」

メルカリでは、社員同士のコミュニケーション活性化を目的としたランチ制度が色々と用意されています。

1.他部署とのコミュニケーション推進のため毎月全社員からランダムで割り振られた5-6名でランチをする「シャッフルランチ」
2.新入社員がメンターとともに入社から1週間の間あらゆる部署の社員とランチをする「メンターランチ」
3.新入社員と役員との懇親を目的とした「ウェルカムランチ」
4.社員紹介を目的とした「採用会食」

これだけタテ・ヨコ網羅したランチ制度は、なかなか見たことがありません。

https://mercan.mercari.com/articles/2017-02-23-150000/

9. サイボウズ株式会社人事部感動課」

サイボウズでは、2011年から「社内にある感動の種を見つけ、感動の華を咲かせる」をミッションにしている感動課という部署を設置しています。

社員を感動させるのが仕事の感動課では、社内行事の企画や優秀な成績を上げた人を社内に共有をすることをで社内でのコミュニケーション活性化はもちろんのこと、社内での出来事を自分ごと化してもらう取り組みを行っています。

https://csblog.cybozu.co.jp/2016/11/

10. 日本オラクル株式会社社員犬制度」

こちらはご存知の方も多いかもしれませんが、日本オラクルには、1991年から「キャンディ」という社員犬がいます。キャンディは、毎週水曜日の昼に日本オラクル本社に出社するほか、イベントやセミナーに登場したり、顧客に訪問したりし、オラクルにとってはなくてはならないリラックスやコミュニケーション活性化を担う存在です。

初めて聞いた時は、オフィスに犬?と思いましたが、1991年から30年弱続く制度であることを知るとその効果は絶大なものであるのではないかと思います。

https://www.oracle.com/jp/corporate/features/candy/

自社に合った社内コミュニケーション活性化を!

今回は、10社の社内コミュニケーション活性化事例をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

今回は、様々な企業の採用ページからこれは是非真似したいと思う社内コミュニケーション活性化事例をピックアップしてご紹介してみました。

これらをそのまま自社で実施するのではなく、しっかりと社内コミュニケーションの目的と現状の課題を把握し、自社にとって最適な社内コミュニケーション活性化を行ってください。

ワークプロセスマネジメントプラットフォーム
Tocaro(トカロ)

仕事のあらゆる行動を定量化し、成果につながるプロセスを見える化します。結果、意思決定の柔軟性を高め、チームの生産性を高めることが可能です。さっそくワークプロセスマネジメントプラットフォームのTocaroを使ってみましょう。