シェアの高いビジネスチャットツール5選

新型コロナウイルスの感染拡大防止の影響で、社内コミュニケーションに変化が生じてきています。数年前から、個人向けチャットが拡大し、チャットはポピュラーなコミュニケーションの手段として広く社会に定着してきました。

そのような社会的なトレンドにより、チャットのビジネス利用への抵抗は薄れており、その手軽さや利便性をビジネスでも積極的に活用したいと考える企業が年々増加しています。

コロナ渦の在宅勤務の導入などで、これまで社内で日常的に行われていたちょっとした連絡や雑談、相談が気軽にしにくくなってきています。そのような中、即時性・気軽さといった使い勝手の良さでビジネスチャットを導入するケースが急増しています。

この記事では、ビジネスチャットの中でも、​​シェア数が多いビジネスチャットツールを5選ご紹介します。

ビジネスチャットツールを導入する3つのメリット

今までメールで行ってきたコミュニケーションをビジネスチャットへ移行すると、3つのメリットが期待されます。主なメリットを3つご紹介します。

1. コミュニケーションがスピーディーに

メールと違い、ビジネスチャットは定形の挨拶や署名が不要で、要件だけを簡潔に伝えられるので、文書を作成する時間や読み手の内容理解の時間の削減ができ、コミュニケーションの効率が上がります。

また、メッセージが即時的に届くので、リアルタイムでやり取りができ、直接会話しているレベルで意思疎通ができるため、コミュニケーションの時間を削減することができます。LINEのように気軽にメッセージを送れるため、メールより素早く連絡できることが人気の秘訣です。

2. 必要な情報だけを把握しやすい

ビジネスチャットツールは、プロジェクトチームや部署メンバーでグループを作成できるため情報共有がしやすく、ファイル転送も簡単で効率良く情報共有ができます。

従来のメールでは、受信箱に色々なメールが届き、複数人でのやりとりになると量も多くなるため、捌くことに時間を費やしていた方も多いのではないでしょうか?

一目見るだけで不要と判断できるものもありますが、1つずつ開封して確認する必要があり大変でした。ビジネスチャットツールなら、会話のように必要なことのみをやりとりできるため便利です。

3. 会議や移動時間を削減できる

今までは会議室に一斉に集まって会議をしていましたが、ビジネスチャットを導入すると、大幅に会議時間も減ることが期待されます。

会議の前にビジネスチャットで議論した上で、直接WEB会議して話すべき案件のみ会議することになるからです。音声通話やビデオ通話の機能が備わっていると、海外拠点や各支店先、外出先からいつでも遠隔でWeb会議に参加することも可能なため、移動時間を削減することができます。


シェアの高いビジネスチャットツール5選を徹底比較

シェア数の多いおすすめのビジネスチャット5つを徹底比較してみました。導入を検討している方は必見です!

1. 社内WEB会議がしやすさNO.1「Microsoft Teams」

Microsoft Corporationが提供するのは「Microsoft Teams」は、Microsoft365ユーザーであれば無料でついてくるサービスのビジネスチャットツールです。

Word、Excel、PowerPoint、SharePointなど組み込みのOffice 365アプリでファイルの共同作業が行える点が特長で、業界を問わず、さまざまな企業で導入・活用されています。共有のワークスペースにファイルなどをまとめられるので、場所に制限されず仕事をしたり、チームとチャットが行えます。

人数が多い組織ではチャンネル数が非常に増えすぎて管理が大変になるという問題がありますが、Microsoft Teamsは、階層化して管理することができるため大人数の組織に適した管理機能が人気となっています。

Teams1つで、会社内外の誰とでも音声会議、ビデオ会議、Web 会議を開催でき、オンライン会議に必要な機能が一通り揃っています。

【セキュリティ】
Microsoft 365では、多くのセキュリティ機能を提供し、生産性とセキュリティの両立を実現できるので、Teamsを活用する際にも、Microsoft 365のセキュリティ機能と組み合わせることが可能です。セキュリティの高いコラボレーションツールとして活用ができるようになっている。

【料金プラン】
※Microsoft 365に含まれているサービスのため、既に契約済の場合はすぐに無料で利用できます。

Microsoft Teams Essentials 430円/ユーザー/月
Microsoft 365 Business Basic 540円/ユーザー/月
Microsoft 365 Business Standard 1,360円/ユーザー/月

Microsoft Teamsサービスサイト : https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/microsoft-teams/group-chat-software

2. 世界シェアNo.1、日本ユーザー数世界No.2「Slack」

Slack Technologies, Incが提供する「Slack」は、世界150カ国以上、75万社を超える企業が利用しています。

「チャンネル」という会話、ファイル、ツール、メンバーなどを1か所にまとめて整理することができる機能があり、話題の整理がしやすさが人気の秘密です。

チャンネル内で作業をすると、チーム全員が進捗状況や目的を共有できます。1,000種類以上の外部連携が豊富です。ゲーム会社が開発をしたこともあり、会話感覚でやりとりをしたり、絵文字をカスタマイズできるなど、堅苦しい社内コミュニケーションをフラットにさせてくれます。

【セキュリティ】
SOC 2、SOC 3、ISO/IEC 27001 といった複数のコンプライアンス認定に準拠しており、エンタープライズ級のセキュリティをあらゆる層に提供しています。国際的なコンプライアンス認証を獲得しており、安心です。

【料金プラン】
プロ 850円(年払いの場合)/ユーザー/月
ビジネスプラン 1600円(年払いの場合)/ユーザー/月
Enterprise Grid 要相談

Slackサービスサイト :  https://slack.com/intl/ja-jp/

3. 国内No.1の導入数“国産”ビジネスチャットツール「Chatwork」

Chatwork株式会社が提供する「Chatwork」は、UIがシンプルで、かつ国産アプリのため使いやすいのもポイントで、チャットに慣れない方・初めて使う方もスムーズに操作が可能です。

タスク管理機能が充実しており、自分のタスクを把握したり、相手に仕事を依頼できるので、やり忘れがなくなります。タスクは、「本日・1週間以内・期限なし」など細かく分けて、誰がどのタスクを持っているのかを可視化できます。タスクを完了させるとグループメンバーにも通知がいくため、互いに進捗状況を確認できます。大規模組織の運用は、管理者機能があるため安心して管理できます。

【セキュリティ】
データ通信の常時暗号化を行っていて、信頼性の高いアマゾン ウェブ サービス(AWS)のデータセンターを使用して開発・運用が行われています。実際に官公庁・大企業からも選ばれ、高い信頼を得ていることからも、セキュリティ体制が十分であると言えるでしょう。

【料金プラン】
フリー 0円/ユーザー/月
ビジネス 500円/ユーザー/月(年間契約)
エンタープライズ 800円/ユーザー/月(年間契約)

Chatworkサービスサイト : https://go.chatwork.com/ja/

4. 仕事で活用できる充実した機能を揃えた「LINE WORKS」

ワークスモバイルジャパン株式会社が提供する「LINE WORKS」は、なじみのあるコミュニケーションアプリ「LINE」と同じ使い勝手のため、面倒なセットアップや操作研修も不要なこと、ユーザーの教育も必要なく、導入したその日から誰でもすぐに使えることが最大のメリットです。2019年8月に発表された「ソフトウェアビジネス新市場2019年版」では、2年連続で有料ビジネスチャット国内シェアNo.1を獲得しました。

LINEと同じ使い方で、友だちとして追加してもらうと、繋がることができます。 BtoC営業の場合、お客様がなかなか電話に出てくれない、メールの返事がこない時に、LINEで繋がることで連絡を取りやすくなることが人気の秘訣です。タスク管理も簡単にでき、チームで専用カレンダーを共有し、スケジュールの確認やタスクの振り分けなどができます。

【セキュリティ】
個人向けLINEとは違い、 LINE WORKSでのすべての通信は暗号化されているため安全に通信可能です。システムのセキュリティも24時間365日専門のスタッフが監視しています。スマートフォンでの利用を考慮し、リモートコントロール機能も完備しています。

【料金プラン】
フリー 0円
スタンダード 450円/ユーザー/月(年間契約)
アドバンスト 800円/ユーザー/月(年間契約)
2022年 4月 1日より新プランに移行

LINE WORKSサービスサイト : https://line.worksmobile.com/jp/

5. 高セキュリティで大企業を中心に導入されている「Tocaro」

伊藤忠テクノソリューションズが提供する「Tocaro」は、仕事のプロセスを可視化し、チームの生産性を高める、ただ1つのビジネスチャットツールです。自分の仕事を「見える化」し、「忙しくて新しい仕事に着手できない」「どんなメッセージが届いているか既読をつけずに確認したい」ときに役立つ機能があり、「ワークボード」機能ではチーム仕事で重要な「自分の役割を把握して遂行するのを助けます。


プロセスを見える化し業務効率化をすることに特化しており、タスク機能や、作業の進捗状況などをリアルタイムで定量化してそのプロセスを見える化できる機能が搭載しています。ワークフロー機能では、スタッフ全員に同一の指示を出すことで作業内容の把握もスムーズになるほか、当事者以外のメンバーも同時に把握でき便利です。

『プロジェクト管理』『リアルタイムチャット』『ワークボード』の3つの特徴的な機能を始め、『ワークフロー』『ファイル共有』『既読管理』『ビデオ通話』『検索』『​​API・連携機能』『アクセス管理』『専用アプリケーション』などを装備しています。

【セキュリティ】
世界中で数十万社が利用するセキュアなファイルストレージサービスBox®︎と強度な連携ができる唯一のツール。金融機関レベルのセキュリティなので、安心安全で使いやすさを重視する金融・通信・鉄道・航空・教育など、幅広い業界で利用されています。

【料金プラン】
スタンダードプラン 800円/ユーザー/月
ビジネスプラン1,000円/ユーザー/月
エンタープライズプラン 要相談

Tocaroサービスサイト:https://tocaro.im/

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5つを徹底比較してみましたが、いかがでしたか?それぞれチャットツールごとに特徴や機能が異なるため、企業の状況によって選ぶべきチャットツールは大きく変わってきます。「どれを使っていいかわからない」という場合は、おそらく導入後にどのように活用していくべきかもイメージできていないケースがほとんどだと思います。

多くのビジネスチャットツールがあるからこそ、ビジネスチャットツールの明確な用途がイメージしてから、検討することが重要です、

まずは、無料トライアルやフリープランを一度体験してから検討することをおすすめします。まずは、業務内容を見直しましょう!

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