正しい情報収集で目標達成を確実にする方法

仕事の効率化において、適切な目標設定は不可欠です。目標を設定することにより、目指すべきゴールへの道筋を明確に把握できるようになります。ゴールから逆算して目標を設定し、日々すべきことを把握することができて初めて、目標達成への第一歩を踏み出すことができたと言えるでしょう。

では、適切な目標設定はどのようになされるのでしょうか?

実は、適切な目標設定には、情報収集が欠かせません。情報収集を通じて目標達成への過程で必要となる情報を把握しておくことで、計画をより確実なものにすることができるからです。

今回は目標設定の仕方と、目標設定をする際の情報収集の在り方について重点的に説明していきます。

最短ルートでゴールへ!ゴール・目標から逆算する目標設定法

目標達成には、日々の努力が必要です。しかし、1日が始まるごとに「その日何をすべきか」を考え直しているようでは、時間が勿体ないですし、ゴールに向けての首尾一貫した行動を取ることが難しくなってしまいます。

つまり、目標をただ立てるだけではなく、それと同時に目標から逆算し、目標達成のために必要な全ての仕事を日々のタスクに落とし込んでおく必要があります。

目標設定の手順としてはまず、ゴールを把握し、それに見合う目標を設定します。そして、情報収集をして目標達成の過程に必要な要素を洗い出します。最後に、期限の設定等のスケジュールを決定します。

1.ゴールから目標を設定

まず始めに、ゴールを把握します。ゴールというのは最終到達地点のことで、どの状態になればそれ以上の努力が必要でなくなるか、ということです。

対して目標というのは、ゴールに到達するための足がかりといったところでしょうか。ゴールに到達するための手段となりうるものが、目標です。

ですから設定する目標は、ゴールへとつながるものでなくてはならないはずです。この最初の段階を誤ってしまうと、懸命に目標を達成しても無意味なものになってしまいます。

以上のことを理解した上で目標を設定しましょう。設定の際には、具体性(どこまでやれば目標達成かを明確にわかる)、測定可能性(目標の達成度を測定できる)、適切性(目標達成に利益がある)の3点に考慮しましょう。

2.情報収集

次に、目標達成のために必要な要素を洗い出すため、情報を集めます。

具体的には、現状から目標までの差や、そこに到達するまでの時間・コストなどを調べるための情報収集です。それらの要素が明確になることで、目標達成への計画をより現実的なものにできるようになります。

3.スケジュールの決定

次に、各々のタスクの期限を決めます。

集めた情報をもとに、目標達成までにすべきあらゆることを日々の細かいタスクに落とし込みます。「いつまでに」「何を」「どの状態に」するか、というポイントをおさえつつ、実現可能で無理のないタスクを策定しましょう。

優先順位を考え、優先順位低いタスクや不要なタスクをここで排除しておくことも重要です。

4.実践と見直し

こうして、目標を設定し、日々のタスクが明確になったら、いよいよ実践に移ります。

しかし、ただ計画に従ってさえいればよいわけではありません。

実際に計画を進めていくと、目標設定時には見えていなかった問題や不具合が生じることもあるでしょう。本当にゴールへの道筋を歩めているのか、適度に見直す必要があります。情報収集やスケジュールの見直し、軌道修正をしましょう。

情報収集を通じて目標を見つける、ベンチマーキング法

目標設定の基本的な方法が分かったところで、目標設定の中の情報収集の段階にもう少し焦点を当て、ベンチマーキングについて紹介します。

上記で紹介した方法では、目標を設定してから情報収集を行いますが、ベンチマーキングでは、指標となる対象への情報収集をしてから独自の目標を設定します。

「ベンチマーク」には「基準」「水準」「指標」といった意味があり、ベンチマーキングとは、ライバルや競合をベンチマークに設定し、ベンチマークの実績を参考にしながら自分なりの改善策を見つける目標設定の方法のことです。

この方法を使う場合は、ベンチマークとなるライバルや競合について特に詳細な情報収集が必要になります。ベンチマークは理想像であるわけですから、なぜベンチマーク(=理想)と現状との差が生じているのかを分析しましょう。

そして分析結果を参考に、目標とするベンチマークに近づき、ベンチマークを超えるためには、何が達成されるべきか、独自の目標を設定します。

ベンチマーキングではライバルの存在が自身の目標の指標になっているわけですから、実践段階に移行してからもライバルの動向はキャッチし続ける必要があります。

そうすることで同時に、自身の行動の方針が正しいのか客観的に見つめ直すきっかけにもなるでしょう。

また、理想像を意識する機会を設けることになり、目標達成へのモチベーションの維持にも役立つかもしれません。

自身に見合った方法で情報収集や目標設定を

目標を設定する際には、まずゴールを把握し、ゴールへの道のりの足がかりとなるような目標を考えます。目標達成への計画をより強固なものにするには、事前にコストやリスクを把握するための情報収集が役立ちます。

反対に、理想となるライバル(=ベンチマーク)を想定し、ベンチマークに関する情報収集を行ったうえで独自の目標を設定するベンチマーキングという方法も存在します。

いずれの方法においても、情報収集を通じて現状を正しく理解することが必要です。自身に見合った方法で情報収集や目標設定を行いましょう。

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