情報収集を効率的に行うためには、自身に合った情報収集の手段を確保しておくことが重要です。今回は、ビジネスマンにおすすめの情報収集の方法を、目的別にご紹介します。
幅広い分野の情報収集をしたい時に便利なツールやアプリ
世の中のトレンドを抑えるには、幅広いジャンルの情報に触れる必要があります。とはいえ明確な目的のない情報収集は、気づかないうちに時間を浪費してしまいがちなもの。
日常的な情報収集において、定まった経路からの情報収集を行っていない方は是非、これから紹介するツールやアプリの中から、自分のスタイルに合ったものを探してみてください。
参考にする情報の発信源を定めておくだけでも、情報収集の時間はぐっと短縮できるはずです。
ツールを使う場合
効率の良い情報収集の基本は、自ら情報を集めに行くのではなく、情報が勝手に入ってくる状態を作ることです。そして、情報の収集を自動化するためのツールが、RSSリーダーです。
RSSリーダーは、予めWebサイトを登録しておくと、そのサイトの新着情報を自動で取得し表示するツールです。お気に入りのサイトを訪問せずとも新着情報の有無がひと目で分かるため、時間の節約に効果的です。
ただし、登録していないサイトの情報を取得することはできないため、新たな情報源の開拓はできません。その点には注意しましょう。
利用者数の多い人気のRSSリーダーとしては、FeedlyやInoreaderがあります。
また、せっかく有用な情報を見つけることができても、その情報を活用する前に見失ってしまっては意味がありません。
そこで役立つのが、気になったサイトをストックするためのツール。閲覧したサイトを詳しくチェックする時間が無いときにストックしておく、という使い方もできます。
有名なものとしては、PocketやEvernoteといったツールがあります。
キュレーションサービスを使う場合
キュレーションサービスとは、簡単に説明すると、まとめサイトのことです。Smartnewsやグノシーと言えば、聞いたことのある方がほとんどでしょう。正確には、インターネット上の情報を、人の手によってある特定のテーマや切り口でまとめ、編集・共有・公開するサービスのことです。
既に存在するWeb等をもとにサービスが作られているため、情報の裏取りがされていない場合もあり、正確性の面で問題がある危険性はありますが、多くの情報を広く浅く得られるという点においては有用です。キュレーションアプリはあくまで気になるトピックを見つける場、と捉えておけば問題ないでしょう。
キュレーションアプリには、扱う分野を絞って情報を提供しているものも存在しますが、幅広い情報を扱っているものとしては、先程述べたグノシーやSmartnewsなどがあります。
スマホにこれらのアプリを入れておけば、通勤時間や移動時間といった空き時間を有効活用して情報を集めることができます。
ビジネスに役立つ情報収集をしたい時に便利なツールやアプリ
ビジネスに役立つ情報の収集は、幅広い情報を収集する場合と比べると、よりアウトプットを意識する必要があるでしょう。手段の違いによる情報の信頼性の違いに十分留意しながら、情報収集を進めましょう。
ツールやキュレーションサービスを活用する
上記で述べた、RSSリーダーやサイトをストックするためのツールは、ビジネスの情報を集める際にも使うことができます。キュレーションサービスは、政治や経済といった分野に特化したものを利用するとよいでしょう。
例えば、NewsPicksは「経済を、もっとおもしろく。」と掲げており、国内外90以上のメディアの経済ニュースを読むことができます。
Twitterを活用する
SNSを活用する手もあります。情報の正確性には劣りますが、何と言っても情報の速さが魅力です。特にTwitterはSNSの中でもスピード感のある発信が特徴であるため、リアルタイムの情報を仕入れる際に便利です。
人気なものとしては、日本経済新聞電子版のTwitterアカウントがあります。
また、日本経済新聞電子版のニュースをひと目で分かるようグラフを用いて発信している日経ビジュアルデータのTwitterアカウントもおすすめです。
株やFXの情報収集をしたい時に便利なツールやアプリ
ビジネスマンの中には、日々の仕事に加えて、資産運用として株式投資、投資信託やFXを行っている人も多いのではないでしょうか。
Twitterが便利
ビジネスに役立つ情報の収集と同様に、Twitterでの情報収集が可能です。むしろ、情報に速さや鮮度が求められる株やFXにおいては、最初に情報をキャッチする場としてはベストのように思われます。
故に必要な情報を見逃さないよう、プライベートで使っているアカウントとは別に、資産運用に関する情報を収集するための専用のアカウントを作成して利用するのが好ましいでしょう。
資産運用に役立つ公式アカウントとしては、日経ヴェリタスやBloomberg Marketsなどがあります。
情報サービス会社や新聞社の公式のアカウントのほかにも、個人投資家が発信しているアカウントも多数存在します。過去のツイート内容を吟味し、自身が信頼できると思う人のアカウントをフォローするようにしましょう。
より正確性を重視するなら
Twitterのみでの情報収集は、情報の正確性には欠けてしまいます。そこで併せて利用したいのが、証券会社の情報提供ツールです。証券会社が提供しているということで、正確な情報を得られることがメリットです。
また、口座開設をしておけば無料で情報を手に入れることができる場合がほとんど、というのも嬉しいポイントです。
例えば楽天証券では、日経新聞や会社四季報を無料で読むことができるほか、タイムリーな投資情報をメールで受け取ることのできるサービスも存在します。
まとめ
頻繁にチェックするサイトはRSSリーダーに登録する、広く浅く情報に触れたいときはキュレーションメディアを利用する、リアルタイムの情報を得たいときはTwitterを利用する、といった具合に、自分にあった手段を見つけましょう。
また、興味のある情報に出会ったら、別の手段で情報を得ることで情報を補強・補完することも重要です。情報収集の目的に応じて手段を使い分けることで、情報収集の効率化につなげられると良いですね。
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