仕事をする上で最も重要と言えるのが『納期』です。これができないと影響は様々なところに波及し、色々なところに損害を与えることになりかねません。
納期から逆算していつまでに何をやらなければならないのか。いつまでに何をどこまで仕上げておけば良いのか。また、いま作業はどこまで進んでいるのか。そういったことを管理するのが進捗管理です。
この進捗管理ですが、一人の日程だけ管理するのは手帳やメモでもできますが、複数人で一つの仕事をすすめる際に、誰がどこまでやっているのか、ということを皆で管理し共有するには大きなホワイトボードなどが必要になってきます。また、個々人の予定も変更しやすいとなるとグループの進捗管理は難しくなります。
進捗管理は今やITツールでやるものとなってきています。各人が自分の予定を反映していけば、自動的にグループの進捗をひと目でわかるようにしてくれる機能が付いた「タスク管理ツール」が多くあります。
この記事では、タスク管理ツールを20サービスの進捗管理機能について徹底比較しました。これからタスク管理アプリ導入をお考えの方は是非参考にしてみてください!
(この記事の情報は、2022年11月現在のものです。)
1. Tocaro(株式会社伊藤忠テクノソリューションズ)
Tocaroは、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社が提供する仕事のプロセスを可視化し、生産性を大幅に向上できるビジネスチャットツールです。プロジェクトをチームで進めるときに必要なタスク機能や、作業の進捗状況などをリアルタイムで定量化してそのプロセスを見える化できる機能が搭載されています。
【Tocaroのタスク管理機能の特徴】
・タスク管理機能(自身・メンバー)
・進捗管理
・個々のタスクに対するコメント機能
・担当者・期限・優先度の設定
グループの「タスク」をまとめて「プロジェクト」で見える化し、マネジメントの手間を削減し、チームの作業効率をアップします。
Tocaroサービスサイト:https://tocaro.im/
2. Trello(アトラシアン)
Trelloは、アトラシアンが提供するチームでのプロジェクト管理を効率的に整理するプロジェクト管理ツールです。iOSとAndroidアプリもあるため、スマホやタブレット端末での利用も可能。タスクを視覚的に管理できる「かんばん方式」なので、誰でも簡単に使いこなすことができるでしょう。機能に制限があるものも、無料プランも用意されています。
【Trelloのタスク管理機能の特徴】
・タスク作成機能(カンバン方式、ガントチャート)
・親課題・子課題の設定
・タスクの優先度設定
・タスクの期日設定
・タスクの進捗ステータス設定
・期日や工数超過のアラート機能
情報共有に便利な、チェックリスト、期限、添付ファイル、会話といった内容はシステムを開くだけで素早く確認可能で、さまざまな操作で、迅速かつ確実な業務遂行に役立ちます。
Trelloサービスサイト:https://trello.com/ja
3. backlog(株式会社ヌーラボ)
Backlogは、株式会社ヌーラボが提供するソフトウェア開発・広告代理店・新聞社など多くの業種で使われているプロジェクト管理ツールです。国産ツールの中で高い知名度を誇るツールです。シンプルで直感的に使えるデザインが特徴で、プロジェクトを進める上で必要な機能が豊富に揃っているオールインワンタイプで、基本機能があるプランはチーム向けのツールなので、チームのプロジェクトを管理する際におすすめです。
【Backlogのタスク管理機能の特徴】
・タスク作成機能(カンバン方式、ガントチャート)
・親課題・子課題の設定
・タスクの優先度設定
・タスクの期日設定
・タスクの進捗ステータス設定
・期日や工数超過のアラート機能
プロジェクト計画をガントチャート(作業計画を視覚的に表現するために用いられる表のようなもの)として可視化できます。
backlogサービスサイト:https://backlog.com/ja/
4. Asana(Asana, Inc.)
Asanaは、Asana, Inc.が提供するチームのプロジェクトとタスクを管理する豊富な機能をもつプロジェクト管理ツールです。全世界で7万社以上の導入実績があり、Google、Asana、Slackを総称してGASといわれるような新しい仕事管理の常識が日本にも登場しています。アプリの連携数が200以上なのが特徴です。
【Asanaのタスク管理機能の特徴】
・タスク作成機能(カンバン方式、ガントチャート、タイムライン)
・親課題・子課題の設定
・タスクの優先度設定
・タスクの期日設定
・タスクの進捗ステータス設定
・期日や工数超過のアラート機能
複数のプロジェクトをふせんのように自由に移動させて視覚化させられるボード機能を搭載しています。タスクを細かく分けて一覧表示することで、現状を瞬時に確認し、次のステップを特定します。
Asanaサービスサイト:https://asana.com/ja
5. Todoist(Doist Ltd.)
Todoistは、Doist Inc.が提供するクラウド型のタスク・プロジェクト管理ツールです。一日のやることを忘れずに取り組めるような機能が豊富で、重要なタスク・プロジェクトに集中する環境を整えることができます。情報共有機能で進捗を速やかに確認できるため、チーム全体の生産性向上にもつながります。
【Todoistのタスク管理機能の特徴】
・タスク作成機能(カンバン方式)
・成果をグラフ表示
・親課題・子課題の設定
・タスクの優先度設定
・ラベル機能
・フィルター機能
スタイルやワークフローに合わせて、専用のタスク画面が作れるのが人気のポイントです。
Todoistサービスサイト:https://todoist.com/ja
6. Redmine(ファーエンドテクノロジー株式会社)
Redmineは、ファーエンドテクノロジー株式会社が提供するオープンソースのプロジェクト管理ツールです。オープンソースなので無料で利用でき誰でも自由にダウンロードして利用できます。(Redmineのクラウド版としては、別サービス「My Redmine」や「Planio」があります)機能は、ガンチャートやカレンダー、ロードマップ、Wikiなどがあるので、設定次第で柔軟に自社のプロジェクト管理が可能です。
【Redmineのタスク管理機能の特徴】
・タスク作成機能(ガントチャート、かんばん方式)
・タスクの優先度設定
・タスクの期日設定
・タスクの進捗ステータス設定
・期日や工数超過のアラート機能
・中間目標ごとの進捗管理
プロジェクトごとにやるべきタスクを一覧で管理、関連するメモやドキュメントも同じプロジェクトで管理できます。
Redmineサービスサイト:https://redmine.jp/
7. Chatwork(Chatwork株式会社)
Chatworkは、Chatwork株式会社が提供する導入社数36.5万社を超える国産ビジネスチャットツールです。ツールには珍しく既読機能がないので、外部とのやり取りにおすすめです。国産ツールのため、タスク管理機能に優れており、チームでのコラボレーション機能が充実しています。
【Chatworkのタスク管理機能の特徴】
・タスク作成機能
・未完了/完了の区別、納期ごとのソート
・タスクのリマインダー設定
・タスク完了通知機能
Charworkサービスサイト:https://go.chatwork.com/ja/
8. Wrike(Wrike, Inc)
Wrikeは、Wrike, Inc.が提供する規模やシーンを問わずに使えるプロジェクト管理ツールです。特徴は、ガントチャートの使いやすさとヘルプサイトの分かりやすさにあります。タスクのステータスが色で表示されるので、担当者やその他情報でフィルターをかけることも可能です。ヘルプサイトも充実しているため基本機能以外にも高度な使い方のヘルプ情報が用意されています。ガントチャートの使いやすさやヘルプサイトの情報量を重視するに方おすすめのツールです。
【Wrikeのタスク管理機能の特徴】
・タスク作成機能(ガントチャート、カンバン方式)
・親課題・子課題の設定
・タスクの優先度設定
・タスクの期日設定
・タスクの進捗ステータス設定
・期日や工数超過のアラート機能
・バーンダウンチャート機能
必要なものすべてを1箇所でオーガナイズして、一元化されたパワフルなプロジェクト管理ソフトウェアでデリバリーを向上します。
Wrikeのサービスサイト:https://www.wrike.com/ja/
9. Taskworld(Taskworld Inc.)
Taskworldは、Taskworld Singapore Pte. Ltd.,が提供している豊富な機能をもつプロジェクト管理ツールです。世界基準のタスク・プロジェクト管理に対応しているのが特徴です。直感で操作でき、導入形態はクラウド型とオンプレミス型の2種類が用意されています。
【Taskworldのタスク管理機能の特徴】
・タスク作成機能(ガントチャート、カンバン方式)
・アナリティクス
・親課題、子課題の設定
・タスクの期日設定
・タスクの進捗ステータス設定
・中間目標ごとの進捗管理
・タスクへのコメント機能
・Webhook(更新のリアルタイム通知)機能
タスクには期限や担当者を適宜設定できるだけでなくルーチンワークは繰り返しタスクとして設定が可能で、単にタスクを立てるだけでなく、効率よく業務を進めるための便利機能が豊富に用意されています。
Taskworldのサービスサイト:https://taskworld.com/ja/
10. jooto(株式会社PR TIMES)
Jootoは、株式会社PR TIMESが提供するクラウド型のプロジェクト管理ツールです。ふせんを貼ったり、はがしたりするように、ドラッグ&ドロップ操作をするだけで使える「カンバン方式」を採用しています。
【Jootoのタスク管理機能の特徴】
・タスク作成機能(ガントチャート、カンバン方式)
・親課題・子課題の設定
・カレンダービュー機能
・プロジェクトの必要リソース設定
・プロジェクトの予算管理
・中間目標ごとの進捗管理
・タスクへのコメント機能
・更新情報のメール通知
プロジェクトのスケジュールがひと目でわかるガントチャート機能も、Jootoなら無料で使えます。
Jootoのサービスサイト:https://www.jooto.com/
11. Jira Software(Atlassian)
Jira Softwareは、アトラシアンが提供するアジャイル開発チームに選ばれるプロジェクト管理ツールです。プロジェクトのタスク化や可視化、レポート機能などを活用することで、プロジェクト管理を円滑に進めることができます。ナレッジマネジメントツールなど複数の既存システムとの連携も可能です。
【Jira Softwareのタスク管理機能の特徴】
・タスク作成機能(カンバン方式、ロードマップ)
・タスクの優先度設定
・アジャイルレポート
・タスクの期日設定
・タスクの進捗ステータス設定
・中間目標ごとの進捗管理
・Webhook(更新のリアルタイム通知)機能
アジャイルチームの利用実績 No.1ソフトウェア開発ツールで、かつてないほど簡単で使いやすいのが特徴です。
Jira Softwareのサービスサイト:https://www.atlassian.com/ja/software/jira
12. Evernote(Evernote Corporation.)
Evernote Teamsは、Evernote Corporationが提供する生産性向上に役立つツールです。チーム内での情報・ノウハウ共有にぴったりで、手書き機能や手書き検索などの機能が魅力です。連携によってあらゆる情報の一元管理をサポートし、細かな情報まで共有・活用することで共同作業進捗を促進します。
【Evernote Teamsのタスク管理機能の特徴】
・ドキュメントのテンプレート機能
・SlackやGoogle ドライブ、Salesforceなどとの連携
Evernoteのサービスサイト:https://evernote.com/intl/jp/
13. Nozbe(Nozbe)
Nozbeは、Nozbe Michal Sliwinskiが提供する優先順位を整理して効率的にプロジェクトを進めるためのツールです。アプリやタブレットでも利用できるため場所を選ばず快適に使うことができます。理画面では、ワンクリックでのプロジェクト共有・タスクの割り当て・コメントやファイルの追加が可能で、優先度の高いタスクは、専用のマークをつけてわかりやすく表示できます。
【Nozbeのタスク管理機能の特徴】
・タスク作成機能
・タスクの優先度設定
・タスクの期日設定
・複数の主要デバイスに対応(webブラウザにも対応)
メインのデータサーバーはEU域内のドイツに設置され、銀行基準に匹敵する厳しいセキュリティで管理。暗号化された通信での複数バックアップ、サービスが途切れないように配慮します。
Nozbeのサービスサイト:https://nozbe.com/ja/personal/
14. Stock(株式会社リンクライブ)
Stockは、株式会社Stockが提供する簡単に使える情報共有ツールです。同時にタスク管理もでき、情報検索・整理の手間が省けます。チャットで流れていってしまうような情報を手軽に登録・共有できるシステムです。
【Stockのタスク管理機能の特徴】
・完了のチェック
・タスクの内容、依頼者、担当者、期限などを自由に設定
・プロジェクト別にファイルを作成
チャットだと流れていき、ファイル管理だと面倒という方におすすめなシンプルなデザインで、驚くほど簡単に「チームの情報ストック」が出来ます。
Stockのサービスサイト:https://www.stock-app.info/
15.Microsoft ToDo(Microsoft Corporation)
Microsoft To Doは、日本マイクロソフト株式会社が提供する完全無料で使用できるタスク管理ツールです。マイクロソフトのアカウントさえあればすぐにでも使い始められます。日常生活からビジネスまで幅広いシーンでToDo管理を行え、時間を効率的に管理できるようになります。
【Microsoft To Doのタスク管理機能の特徴】
・複数デバイス間で同期
・タスク作成
Microsoft To Doのサービスサイト:https://todo.microsoft.com/tasks/ja-jp/
16. Hitask(human > computer)
Hitaskは、Human Computer LLCが提供するタスク管理ツールです。アメリカやロシアなどの多国籍なチームで2009年に開発され、現在では全世界で100万人以上のユーザーが利用しています。タスクに締切日を設定するだけでなく、「いつやるか」という予定を設定することが可能です。
【Hitaskのタスク管理機能の特徴】
・進捗パーセント表示
・期限、着手予定時間の設定
・プロジェクト別表示
多機能な無料版があるが、日本語対応していないため、注意が必要です。
Hitaskのサービスサイト:https://hitask.com/ja/
17. Group Task(ピーアールジャパン株式会社)
Group Taskは、ピーアールジャパン株式会社が提供するシンプルなタスク管理ツールです。仕事上のさまざまなやりとりを効率的し、スムーズなタスク・プロジェクト管理を実現します。必要な機能を厳選しているため、シンプルで使いやすいデザインなのが特徴。制限はあるものの、無料で使えるフリープランも用意されています。
【Group Taskのタスク管理機能の特徴】
・タスク作成機能(ガントチャート)
・親課題・子課題の設定
・担当者の設定
・タスクの優先度設定
・タスクの期日設定
・タスクの進捗ステータス設定
・中間目標ごとの進捗管理
使用頻度の高いタスクは、定期タスクとして登録できます。
Grouptaskのサービスサイト:https://grouptask.biz/
18. Mammoth Project(パラダイスウェア株式会社)
Mammoth Projectは、パラダイスウェア株式会社が提供するクラウドまたはオンプレミスから選択できるプロジェクトマネジメントツールです。成功に必要な全体像の共有を中心に、円滑にプロジェクトを推進するための機能が装備されています。無駄な機能を排除したシンプルな作りなので、どなたでも簡単に使えるのも特徴です。
【Mammoth Projectのタスク管理機能の特徴】
・タスク作成機能(ステータス、カンバン、ガントチャート)
・タスクの期日設定
・プロジェクトマップ
・タスクの進捗ステータス設定
・期日や工数超過のアラート機能
・Wikiでの情報共有
議事録やフィードバックをログに保存でき、プライベートクラウド版が利用できます。
Mammoth Projectのサービスサイト:https://mmth.pro/ja
19. Any.do(ANY.DO INC.)
Any.doは、Any.doが提供するシンプルで使いやすいタスク管理ツールです。操作性に優れ、タスク入力やタスクの共有、リマインド機能などの機能も充実。パソコン、スマートフォンの他、スマートウォッチとも情報を共有して連携させることが可能です。多彩な入力デバイスに対応し、音声補助サービスを利用すれば、画面を開くことなくタスクを作成ができます。
【Any.doのタスク管理機能の特徴】
・タスクの作成と割り当て
・カンバン方式
・ラベル設定
・タスクの優先順位付け
・タスクの期日設定
・進捗ステータス設定
・アラート表示
・リスト形式でのタスク表示
世界中に数百人のユーザーを抱える大人気アプリとして、の日常を整理し、効率化をサポートしてくれます。
Any.doのサービスサイト:https://www.any.do/jp/
20. TeamHack(株式会社カタリストシステム)
TeamHackは、株式会社カタリストシステムが提供するプロジェクトチームの作業効率を改善する、多機能タスク管理ツールです。これまで複数のルーツにまたがっていたタスク管理、仕様書の共有、情報共有などの機能を1つに集約し、複数のプロジェクトを効率よく管理します。情報登録や確認の抜け漏れ、共有のタイムラグなどのリスクを解消し、チームの達成力を高めてくれます。
【TeamHackのタスク管理機能の特徴】
・達成度グラフ
・タスクの作成と割り当て
・ラベル設定
・親・子の分割設定
・タスクの優先順位付け
・タスクの期日設定
・進捗ステータス設定
・レビュー依頼機能
・タスクの検索機能
タスクごとの情報はチャットでまとめることができ、遡って情報を探す手間を省くことが可能です。プロジェクトの仕様書にもチェットがついているため、やり取りが簡単で、1クリックでレビューを依頼できます。
Team Hackのサービスサイト:https://cp.teamhack.io/tc0001/
自分に必要な機能を搭載するタスク管理ツールを選びましょう
20のサービスの進捗管理機能をご紹介しました。タスク管理サービスも進捗管理機能は、付属品のように見られがちですが、実際に業務でタスク管理ツールを使い始めると、きっと便利さを実感すると思います。中には進捗管理は有料サービスと設定しているサービスも有り、重要性がおわかり頂けるのではないでしょうか。
進捗管理機能は主にグループ、チーム、組織など、複数人で利用すると力を発揮します。タスク管理ツールの基本的な機能とよく照らし合わせて導入を決断されることをおすすめします!