1日あたり情報伝達にかかっている時間が1時間削減できたという高島屋での導入事例を紹介します。
高島屋 業務部 山崎 保夫氏
高島屋 業務部 糸井 拓史氏
Tocaro導入で、紙媒体8割削減と情報伝達の精度向上ができたと、山崎氏と糸井氏は語る。
――高島屋の企業概要をご紹介ください。
当社は、1831年(天保2年)に創業した百貨店事業をメインとした企業です。
現在は、百貨店事業の他にも、法人事業やネット販売事業、グループ事業にも力を入れており、百貨店と一体になったSC事業を国内外で進めています。
老舗百貨店というイメージが強いとは思いますが、企業メッセージとして「“変わらない”のに、あたらしい」を掲げ、守り継ぎたいものはそのままに、時代が求める変化には柔軟に対応し、お客さまに最高のサービス提供を心がけています。
何かわからなくなったとき、Tocaroを見ればわかる安心感
――Tocaro導入の経緯を教えてください。
一番大きな問題としては、店舗の売場マネジャーの業務が非常に増えていたことでした。その中でも特に大変だったのが情報の伝達/共有です。
社内からメールで発信された情報を何百人といるブランドスタッフに正確に伝達することは非常に困難でした。
加えて紙媒体での情報伝達も多く、それに伴うセキュリティリスク、ナレッジの管理不足という問題もあったため、それらの問題解決の1つの手段としてTocaroを導入しました。
――Tocaro導入後、それらの問題はどうなりましたか?
1日あたり情報伝達にかかっている時間が1時間削減できています。情報伝達における紙媒体の利用も8割削減できており、情報伝達の精度も上がっています。
Tocaroにすべての情報が集約されているため、忘れてしまった情報もすぐ探せることがスタッフにも喜ばれている部分となっています。
導入者が考えていた用途を利用者が越えていく面白さ
――百貨店内で、Tocaroをどういう使い方をしていますか?
各ブランドにiPadを配布し、そこにTocaroのアプリをインストールしています。社内の通達事項の伝達/共有はもちろんですが、売場マネジャーが自発的に自社クレジットカードのアプローチ・獲得状況などをTocaroで行っています。
各ブランドでの獲得状況などが共有できるため、スタッフの競争心を高めることができているようです。
その他面白い使い方としては、お客さま対応マニュアルを展開し、「どの対応が正解か」といったクイズを行っています。今後さらに従業員の教育などにも活用していきたいと考えています。
――Tocaroで一番役に立つ機能はなんですか?
ファイルを共有でき、そのファイルをしっかりと管理できる部分です。チャットだけではここまで利用率が上がることはなかったと思います。
タブレット端末にデータが残さずファイルのプレビューができることも安心して使える点です。
製品単体でなくCTCの寄り添う姿勢あっての導入
――Tocaro導入の際、苦労されたことはありましたか?
クラウドサービスで初期費用もかからないため、あまり苦労はしていません。「まずは1店舗でやってみよう!やってみて失敗したらすぐやめよう!」という考えでした。(2016年4月より、玉川店一部売場にてトライアル導入スタート)
――数あるコミュニケーションツールの中からTocaroを選んだ理由はなんですか?
まずぱっと見たUIが使いやすかったことは理由としてあります。ただ決め手は、CTCと一緒に新しいチャレンジがしたいと思ったことです。導入前から寄り添う姿勢を見せてくれ、抱えている課題を解決するための機能改修もしてくれました。製品単体ではなく、CTCのサポートあっての導入です。
――Tocaroをご検討している方々に一言お願いします。
情報共有に課題があるなら、あまりごちゃごちゃ考えず、まずは使ってみたら良いと思います。Tocaroに使い方はなく、導入者が考えている用途を利用者は簡単に越えていきます。これは導入しないとわかりません。
なにか困ったことがあればCTCが臨機応変に対応してくれ、場合によっては機能改修にも応じてくれます。
まずは使ってみてください。