リスク管理がマネジメントを確かなものにする!

『リスク管理』とは、プロジェクトにおいて想定される危険性や問題点を洗い出して、リスクが生じていないか監視することをいいます。リスクが実際に問題化した時にプロジェクトが受ける影響を最小化することを目指します。

一方で『マネジメント』とは、ヒト・カネ・モノといった経営資源を負託されて社内の組織を管理する活動のことをいいます。「部下」や「組織」を持ち、権限を行使し組織を管理・運営し、会社の使命を果たし、実践することがマネージャーの仕事です。

このように一見全く違う性質・特徴を持つ2つですが、プロジェクトをマネジメントしていく際にリスク管理はとても重要なものとなります。今回は本来の意味を考えながら、その2つの要素がどのように関係し合うのかを見ていきましょう。

マネジメントとリスク管理、英語ではなんと言う?

マネジメント(Management)は、英単語をそのまま訳せば「管理」や「経営」という意味を持ちます。語源はイタリア語のmaneggiare で「手で扱う」という意味です。

一方リスク管理はRisk Managementと英語では呼ばれます。日本語で「リスク管理」と「リスクマネジメント」は同じ意味で使われます。

マネジメントの定義からリスク管理の必要性を探る

どちらの語にも「マネジメント」という英語が入りますが、一般的に認識されている「マネジメント」の定義は、経営学者として知られるピーター・ドラッカーが1973年に刊行した「マネジメント」から生まれたとされます。

ドラッカーの定義によると「マネジメント」とは「設定した目標に沿って組織を運営する」ことが目的だとし、また組織の「目標・案件・プロセス」を管理することで、組織の目標を達成することがマネジメントの役割だとしています。

そして、設定した目標を達成するためには、計画を阻害しようとするものを排除していく作業が当然必要となってきます。それが「リスク管理」なのです。ですので、マネジメントによって目標を達成するにはリスク管理が必ず必要となってくるのです。

会社のマネジメント力を最大化させるにはリスク管理が必要

会社規模でマネジメントを効果的に実務に反映させようと思った時に、避けて通れないのがリスクとの戦いです。打ち立てた目標が高ければ高いほどそのリスクは脅威に映るものです。

実際にマネジメントでは、目標設定をし、プランを立て、メンバーを管理し、そしてコミュニケーションを円滑に行い、正しい評価ができなければなりません。そしてリスクの管理がとても重要なポイントとなります。

「リスク管理」は、組織が目標に向かう際に、ネガティブな要素を避けるためのスキルです。発生確率や影響の度合いによってリスクをパターン分けし、危険と思われるものから対策を立てていきます。このリスク管理が適正に行われていないと、マネジメントは進行していかないということになるのです。

マネジメントシステムで規定されるリスク管理

「マネジメントシステム」とは、一般的に「企業の経営を管理する制度や方式」という表現で定義されています。「経営者が立てた方針・目標を、どうやって達成し、どのような役割分担で活動を行い、目標に到達できない場合、どのようにして回復を図るのか、などの経営目標達成のための仕組みやルール」です。

このマネジメントシステムは国際的に規格化されていて、ISOと呼ばれるものがそれにあたります。ISOには「要求事項」があり、これをクリアすると認証が与えられます。特に有名なのがISO9001で、これは品質を管理するために必要なマネジメントを適切に行なっているか。ということを判断するものです。

このISOにはこの他にも多様な規格を用意していて、食品安全、環境、労働安全衛生、情報セキュリティ、医療機器、自動車産業などがあります。

このなかにISO31000というリスクマネジメントに関する規格があります。これはあくまでも認証のためではなく、国際基準としてのリスクマネジメントです。このようにリスクをマネジメントする手法も国際規格として規定されているのです。

このように、マネジメントやリスクマネジメントの手法は国際的な基準で規格化され、要求事項に沿った経営を行っている企業間には信用が生まれるのです。つまり、正しくマネジメントを行うことは実益にも貢献し、組織の信用にも繋がるのです。

リスク管理をプラスに捉えたマネジメントが目標達成の秘訣

組織を強くしたり、力強く前進させるために正しいマネジメントが必要と叫ばれ、その手法や導入の仕方を解説するものが書店やネットに多く並んでいます。マネジメントが機能していれば、組織は自然と強くなり、売上もそれに伴い上がっていく。そんなイメージがあります。

しかし、その中でも最も注意しなければならないのが、目標達成だけにこだわり続け、リスクを省みないマネジメントです。リスクを認知し、回避してこそ初めて目標に到達できると考える必要があります。マイナスのもののようにイメージされがちですが、ポジティブにリスクを捉えそのリスクをうまくマネジメントしましょう。

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