ビジネスチャット導入が失敗に終わってしまった3つの事例

ビジネスチャットを全社へ導入したものの全く使われないということがあるようです。今回は、折角導入をしたものの失敗に終わってしまった3つの事例をご紹介していきたいと思います。

失敗事例(1):ツールが複雑で、使われなかった

ビジネスチャットを導入したのに社内に浸透しなかった失敗事例の1つ目は「ツールが複雑で、使われなかった」という事例です。

これはコストを重視するばかりにツールの操作性や機能を評価することなく導入を検討した場合や、導入を検討した担当者のリテラシーに合わせて導入した際などにこのようなケースが起きることがあります。

失敗の回避方法

ツールを導入する際には、導入を担当される方が操作性や機能を確かめることと実際に利用をすることになる社内のメンバーにも使ってみてもらい自社にとって最適なツールを選択することが重要となります。

失敗事例(2):雑談の場となり、業務での利用がされない

次にご紹介する失敗事例が、ビジネスチャットが社員の雑談の場となってしまい、業務で全く利用されなくなってしまったという事例です。

これは、それまでビジネスチャット以外の方法で業務に関する社内コミュニケーションを取っていた企業で起きやすいものとなります。

導入時にビジネスチャットの導入目的や利用ルールなどを明確に社内に対して通知、浸透をさせないことで、通常の業務は今まで通りの方法で行われてしまい、ビジネスチャットは雑談の場となってしまうということがあります。

失敗の回避方法

これを回避するために、社内に対して明確に導入目的を提示し、これまでの業務をビジネスチャット上で円滑に行えるような利用ルールを設定することが必要となります。

失敗事例(3):若手メンバーは利用するものの経営層が使わない

最後にご紹介するビジネスチャットツールの導入失敗事例は、若手メンバーは利用するものの経営陣がビジネスチャットを利用せず、これまで通りのコミュニケーション方法ですることで社内におけるビジネスチャットの利用率が下がってしまうという事例です。

プライベートで各種SNSのメッセンジャーツールを使用している若手の社員にとってはビジネスチャットで、これまでのビジネスコミュニケーションを行うこと自体はさほど難しいことではないでしょう。

しかし、これまで対面やメールなどでのコミュニケーションを取ってきた経営陣の中には、ビジネスチャットに対して抵抗感や苦手意識があり、利用することを躊躇してしまうこともあります。

失敗の回避方法

導入を検討する際、しっかりと経営陣に導入の目的を理解してもらうことと社内でも率先して利用してもらうようにすることが必要です。

場合によっては導入担当者が導入初期は、一定のコミュニケーションが行われるまではサポートを行うことも必要となります。

導入の目的と利用ルールを明確に

ビジネスチャット導入を失敗しないためには、導入前に明確な目的設定と社内の理解を得ることが重要となります。

目的が理解された上で、自社にとって最適なツール選び、利用ルールの設定をすることで、導入失敗のリスクを低減させることができます。

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