ガントチャートが使いやすいプロジェクト管理ツール5選

複数のメンバーで行うプロジェクトの管理を行う際に便利なのが、一目でタスクとスケジュール管理が出来る「ガントチャート」です。膨大なタスクで構成されるプロジェクトを予定通りに進めていくためには、適切な工数管理が不可欠です。しかし、一口に工数管理といってもさまざまな手法があり、プロジェクトの規模や内容によっても最適な手法は異なります。

エクセルやGoogleのスプレッドシートなどで管理している会社も多いと思いますが、複数タスクのスケジュールをしっかりと更新しようとすると意外と手間がかかっていたりしないでしょうか?

今回は、そんな手間を一気に解決してくれるガントチャートが搭載されたプロジェクト管理ツールを5つご紹介していきたいと思います。

ガントチャートとは?

ガントチャートとは、プロジェクトの進捗を管理するためのスケジュール表(グラフ形式)のことです。業務で使用したことがなくても、建設現場などで見たことがある人が多いのではないでしょうか。基礎の工事から外装工事、配管工事、内装工事までさまざまプロセスが存在し、順番通りに進める必要があるため、作業工程ごとのタスクを縦軸に書き出し、それぞれのタスクに応じた作業開始日および作業終了日を横軸で表したものです。

ガントチャートを利用することで、プロジェクト全体の進捗を可視化でき、進捗状況を開発メンバーで共有でき、スケジュール調整がしやすくなるのです。

プロジェクト管理にガントチャートを利用する3つのメリット

ガントチャート自体は縦軸にプロジェクトのタスク、横軸にスケジュール(日程)を入力して一覧化するというとてもシンプルなフォーマットのため、はじめてガントチャートを触れる人でもすぐに把握をして、活用できるようになるのも大きなメリットとなります。

プロジェクト管理でガントチャートを利用する3つのメリットを解説します。

⒈ プロジェクトの全体像を把握することが出来る

プロジェクトのタスクとスケジュールを見える化することで全体像を俯瞰して見ることが出来るようなります。各タスクに開始時期と終了時間を設定することでどの程度の業務時間がかかるかを把握したり、進捗具合を把握して、必要な場合にはオンスケジュールになるようにサポートに入る意思決定を早い段階で行うことも可能になっています。

⒉ 問題の発見が早くなりすぐに対処できる

ガントチャートは、プロジェクト開始前に作成するものです。作成時に「タスクの抜け漏れがないか」「スケジュールに問題がないか」などを計画段階で確認可能です。また事前に問題になりそうな箇所の把握も出来るので、管理者のみならずプロジェクトメンバー全員が状況を把握することになり、予期せぬ問題が発生したとしても早期に発見できるでしょう。問題の対処も、全員が作業内容を把握しているため他メンバーもフォローしやすくなります。

⒊ メンバーのモチベーションやチームワーク向上に繋がる

ガントチャートによって情報共有が簡潔にでき、担当するタスクがプロジェクトに与える影響やその他のタスクとの繋がりが明確になります。それによって、開発メンバーは自身のタスクの重要性をはっきりと認識ができるようになるため、モチベーションの向上に繋がるでしょう。また、他メンバーの状況を全員が把握できるようになるため、メンバー同士のフォローでチームワークの向上にもなります。

ガントチャートを搭載したおすすめのプロジェクト管理ツール

おすすめのガントチャートを搭載したプロジェクト管理ツールを5つご紹介します。

1. タイムライン機能でスケジュール管理をサポート「Asana」

出典:https://asana.com/ja/guide/help/premium/timeline

Asanaは、Asana, Inc.が提供するチームのプロジェクトとタスクを管理する豊富な機能をもつプロジェクト管理ツールです。全世界で7万社以上の導入実績があり、Google、Asana、Slackを総称してGASといわれるような新しい仕事管理の常識が日本にも登場しました。

大きな特徴としてはアプリの連携数の多さです。現時点で約200ツールと連携できるので、Asanaを導入すれば連携を通じて、スムーズな業務推進が期待できます。また優れたUIと評判のため、誰でも直感的に操作ができるでしょう。

タイムライン機能で、ガントチャートを使います。タスクと期限の両方を視覚化してスケジュール管理をサポートするタイムライン機能を搭載しています。チーム内で必要なタスクを時系列に沿って一覧表示することで、全員がスケジュールを把握したうえでほかの業務の進行状況を確認しながら効率的な作業を実現しました、仕事や期限に変更が生じた場合でも、計画を簡単に調整してプロジェクトの軌道修正を行うことが可能です。

Asanaのガントチャート機能を見る

2. プロジェクトの進捗状況を可視化する「Backlog」

ガントチャートは横軸に期間、縦軸にタスクをならべて一覧で表現される
出典:https://support-ja.backlog.com/hc/ja/articles/360036144713-%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81

Backlogは、株式会社ヌーラボが提供するソフトウェア開発・広告代理店・新聞社など多くの業種で使われているプロジェクト管理ツールです。有料契約数は10,000社を超え国産ツールの中で高い知名度を誇るツールと言えます。シンプルで直感的に使えるデザインが特徴で、プロジェクトを進める上で必要な機能が豊富に揃っているオールインワンタイプです。

プロジェクト管理機能で、プロジェクト計画をガントチャートを使って可視化できます。開発・デザイン・営業など、各担当者の作業や完了期限を明確にすることで、メンバーの誰もが進捗状況の手軽な把握を実現しました。作業を区切って管理できるため、数ヶ月単位の長期プロジェクトであっても作業の遅延を防ぎながら適切なスピードでプロジェクトを進めることが可能です。担当者設定のお知らせと作業内容の更新はシステム内、およびメールにて通知されるため、作業状況や割り当てをメンバー全員がリアルタイムに把握できる点が人気です。

Backlogのガントチャート機能を見る

3. プロジェクトを俯瞰したい時に便利なガントチャート「Jooto」

出典:https://www.jooto.com/help/ganttchart/

Jootoは、株式会社PR TIMESが提供するクラウド型のプロジェクト管理ツールです。ふせんを貼ったり、はがしたりするように、ドラッグ&ドロップ操作をするだけで使える「カンバン方式」を採用。誰でも簡単に操作できるシンプルなデザインが特徴です。4ユーザーまでの無料プランも用意されており、ガンチャートを含む基本機能はすべて利用できます。

生産管理や工程管理によく使われる、ガントチャート機能を搭載しています。締切日やタスクの進捗具合を横軸のバーで進捗管理ができ、かんばん方式とはまた別の視点で見ることができます。

Jootoのガントチャート機能を見る

4. ガントチャートをワンクリックで作成できる「Wrike」

出典:https://www.wrike.com/ja/gantt-chart/

Wrikeは、Wrike, Inc.が提供する規模やシーンを問わずに使えるプロジェクト管理ツールです。導入社数は2万社あり、Asanaと比較されることも多いツールです。

特徴は、ガントチャートの使いやすさとヘルプサイトの分かりやすさにあります。例えば、タスクのステータスが色で表示されるので、担当者やその他情報でフィルターをかけることも可能。また、ヘルプサイトも充実しているため基本機能以外にも高度な使い方のヘルプ情報が用意されています。ガントチャートの使いやすさやヘルプサイトの情報量を重視するに方おすすめのツールです。

Wrikeのガントチャート機能を見る

⒌ ガントチャート作るならエクセルの10倍速い「Brabio!」

出典:https://brabio.jp/function.html

Brabio!は、ブラビオ株式会社が提供するガントチャート作成に特化した初心者専用のクラウド型プロジェクト管理ツールです。「ガントチャート作るならエクセルの10倍速い」がキャッチコピーで、ガントチャートをすぐ作って使いたいという方におすすめのツールです。シンプルな機能なので、初めての方でも使いこなせるでしょう。

5ユーザーまでの無料プランも用意されており、ビジネス用のプランも1ユーザーあたり月額約300円とリーズナブルなので、導入実績も20万社を突破しています。

工程表を共有する時に必要な「タスクリンク(次の工程のメンバーにメールでお知らせします)」「達成率の表示」「マイルストーン」などガントチャート作成で代表的な機能を搭載しています。

Brabio!のガントチャート機能を見る

プロジェクト管理ツールのガントチャートで業務効率化

ガントチャートが搭載されたプロジェクト管理ツールを活用すれば、これまで手間のかかっていた更新の時間がぐっと短く出来、より一層チームメンバーでプロジェクトに集中して取り込むことが出来ます。

ガントチャートで、プロジェクト内のタスクを一覧で表示して、それぞれのタスクの進捗や担当者がひと目で把握できます。ガントチャートをうまく活用できれば、「プロジェクトの全体像を把握できる」「問題に対して迅速に対処できる」など多くのメリットを得ることが可能になります。

まだ使ったことのない方は、是非ガントチャートを搭載したプロジェクト管理ツールを利用してみましょう。

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