人気ビジネスチャット10サービスの料金を徹底比較

2020年の新型コロナウイルスの感染拡大や、働き方改革の推進によって働き方が多様化し、社員が会社で一堂に会さず、遠隔で業務を行うことが増えてきました。その結果、社内コミュニケーションの減少が課題になってきています。

また業務効率化のため、スピード感のあるコミュニケーションが必要になりました。しかし、コロナ禍や働き方改革で社員と直接のコミュニケーションを取ることが難しい中、スピード感のあるコミュニケーションの重要性は一層増しています。

その流れの中で「ビジネスチャット」を取り入れる企業が急増しています。LINEなどで日常化しているチャット形式のやり取りから気軽にコミュニケーションを取れること、そしてタスク管理やビデオ会議も可能なことから多くの企業がビジネスコミュニケーションツールとして注目しているのです。

この記事では、おすすめのビジネスチャット10サービスの料金比較を徹底解説します。
(2023年1月現在の情報です)

1.  セキュリティが評判のオールインワンコラボレーションツール「Tocaro」

出典:https://tocaro.im/

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社が提供する「Tocaro(トカロ)」は、組織で働くビジネスマンがより効率的に働くことをサポートすることを目的として自社開発したビジネスチャットツールです。

仕事に必要なあらゆる情報を、簡単かつ安全に共有するための様々な機能が満載で、業務の依頼や仕様変更など重要な連絡を見える化して、業務の抜け漏れや遅れを防ぎます。

【特徴】
『プロジェクト管理』『リアルタイムチャット』『ワークボード』の3つの特徴的な機能を始め、『ワークフロー』『ファイル共有』『既読管理』『ビデオ通話』『検索』『​​API・連携機能』『アクセス管理』『専用アプリケーション』など業務効率化に繋がる機能が満載です。

【セキュリティ】
世界中で数十万社が利用するセキュアなファイルストレージサービスBox®︎と強度な連携ができる唯一のツール。金融機関レベルのセキュリティなので、安心安全で使いやすさを重視する金融・通信・鉄道・航空・教育など、幅広い業界で利用されています。

【料金プラン】
スタンダードプラン:800円/ユーザー/月
ビジネスプラン:1,000円/ユーザー/月
エンタープライズプラン 要相談

※無料トライアルあり

Tocaroサービスサイト:https://tocaro.im/

⒉世界シェアNo1、日本ユーザー数世界No2「Slack」

出典: https://slack.com/intl/ja-jp/

Slack Japan 株式会社がサービスを提供する「Slack」は、世界150ヵ国以上の企業で導入されているビジネスチャットツールです。

【特徴】
「チャンネル」という会話、ファイル、ツール、メンバーなどを1か所にまとめて整理することができる機能があり、話題の整理がしやすさが人気の秘訣です。チャンネル内で作業をすると、チーム全員が進捗状況や目的を共有できます。1,000種類以上の外部連携ができるので便利です。

他社の既読機能とは違い、「〇〇さんが入力しています」と表示する機能があり、相手の対応状況をリアルタイムで把握できるようになっています。チャットは、迅速な情報交換ができるために短いメッセージが相手とのやりとりで交差しがちですが、この機能の「入力中」の表示があれば、相手の返答を待ってから返信でき、スムーズに会話を進められるため人気があります。

【セキュリティ】
SOC 2、SOC 3、ISO/IEC 27001 といった複数のコンプライアンス認定に準拠しており、エンタープライズ級のセキュリティをあらゆる層で提供。国際的なコンプライアンス認証を獲得しており、安心です。

【料金プラン】
プロ:850円/ユーザー/月
ビジネスプラス:1600円/ユーザー/月
Enterprise Grid :要問合せ

※フリープラン有

Slackサービスサイト :  https://slack.com/intl/ja-jp/

⒊同じ使い勝手だから導入してすぐに使えるLINEのビジネス版「LINE WORKS」

出典:https://line.worksmobile.com/jp/

ワークスモバイルジャパン株式会社が提供している「LINE WORK」は、チャットやスタンプはもちろん、掲示板、カレンダー、アドレス帳、アンケートなど、現場で活用できる充実したグループウェア機能を揃えたLINEのビジネス版ビジネスチャットツールです。

【特徴】
LINEでお馴染みの使用感を踏襲しているので、どの年代の方もすぐに使いこなせる点が人気のポイントです。LINEと同じく「既読」表示機能があります。既読機能は、既読のお伺いをする必要がなく、スピーディーにやり取りができ便利です。

トークやメール、アドレス帳、ホーム(掲示板)での社内通知、メンバーの予定が把握できるカレンダー、ファイルを閲覧できるDriveなど業務の効率化に必要な機能が満載。セキュリティにおいてはユーザーの利用履歴をモニタリングできるためリスクを事前に察知し、トラブルが発生したあとの追跡も迅速に行えます。

LINEであればつかえるという学生インターンや20代の社員が多いカジュアルな企業におすすめです。

【セキュリティ】
日本の法令はもちろん国際規格を遵守し、国際認証を取得した高いレベルの情報管理システムでサービスを管理しています。LINE WORKSのデータは、全てセキュリティ専門のエンジニアチームによる24時間365日の体制でモニタリングしているので安心です。

【料金プラン】
スタンダード:450円/ユーザー/月(年間契約)
アドバンスト:800円/ユーザー/月(年間契約)
※2022年 4月 1日より新プランに移行

フリープラン有
(はじめてビジネスチャットを利用する会社が無料で100人まで利用できるプラン)

LINE WORKSサービスサイト : https://line.worksmobile.com/jp/

⒋国内利用者数No. 1 国産ビジネスチャットのパイオニア「Chatwork」

出典: https://go.chatwork.com/ja/

Chatwork株式会社が提供する「Chatwork」は、導入社数37.6万社を超える国産ビジネスチャットツールです。

【特徴】
ツールには珍しく既読機能がないので、外部とのやり取りにおすすめです。国産ツールのため、タスク管理機能に優れており、チームでのコラボレーション機能が充実しています。

送受信できるファイルの容量が無制限になったので、作り込んだ資料や大きなデータの共有が簡単にできます。ビデオ通話で円滑なコミュニケーションも可能なので、リモートワークでもサクサクと利用できます。

【セキュリティ】
大企業や官公庁も導入できるセキュリティ水準で、サーバーとの通信はすべて暗号化されており、送信したデータは高い信頼性と実績をもつデータセンターに厳重に保管されています。また、国際的なセキュリティ規格を取得し、第三者機関によるセキュリティ監査の実施などを通じて、安全な情報管理に努めているので安心して利用できます。

【料金プラン】
ビジネス:500円/ユーザー/月(年間契約)
エンタープライズ:800円/ユーザー/月(年間契約)

※フリープラン有
利用可能サービス:コンタクト無制限、累計14グループチャット、1対1でのビデオ通話 / 音声通話、2段階認証、5GBストレージ

Chatworkサービスサイト : https://go.chatwork.com/ja/

⒌最大1万人が参加できるライブイベントも開催可能「Microsoft Teams」

出典:https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/microsoft-teams/group-chat-software

Microsoft Corporationが提供する「Microsoft Teams」は、ユーザーが仕事でもプライベートでも、最も大切なことを達成するのに役立つように設計された生産性向上クラウドです。約40もの多言語に対応しているため、国内外でコミュニケーションを取ることが多いユーザーに人気です。

【特徴】
マイクロソフトの「Office365」に組み込まれているサービスで、「Office365」との連携が最大の特徴。共有のワークスペースにファイルなどをまとめられるので、場所に制限されず仕事をしたり、チームとチャットが行えます。Word、Excel、PowerPoint、SharePointなど組み込みのOffice 365アプリでファイルの共同作業が行える点が特長で、業界を問わず、さまざまな企業で導入・活用されています。

数人~数十人単位のWeb会議だけでなく、最大1万人が参加できるライブイベントも開催可能です。ストリーミングや倍速再生機能があるため、配信を好きなタイミングで見ることができたり、社外の人に参加してもらうこともできます。社長の講話や全体研修、決算発表会といった大人数が参加するイベントに活用できる機能となっていて、コロナ禍で研修や式典などが難しい中で利用する企業が増えています。

【セキュリティ】
高度なセキュリティおよびコンプライアンス機能を活用する、Microsoft 365 エンタープライズ グレードのクラウド上に構築されているので、世界レベルのセキュリティで安心です。

【料金プラン】
エッセエンシャル:430円/1アカウント/月
ベーシック:650円/1アカウント/月

フリープラン
Microsoft Teams
ユーザー数:100人まで
使用期限はなし

Microsoft Teamsサービスサイト : https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/microsoft-teams/group-chat-software

⒍東証1部の4社に1社が導入済みの安心感「kintone」

出典:https://kintone.cybozu.co.jp/

働き方改革の先駆者サイボウズ株式会社が提供する「kintone」は、Webデータベース型の業務アプリ構築クラウドサービスです。国産ならではの顧客管理や、交通費申請、お弁当注文、セミナー管理など、あらゆる業務に対応した業務システム(アプリ)のカスタマイズも簡単です。

【特徴】
kintoneを使うことで、社内の様々な場所に散らばったデータをチームの共有の場所にまとめることが可能です。SNSのようなコミュニケーションと、エクセルのようなデータ管理が一画面に集約・共有でき、チームの仕事を見える化できます。メンバーの日々のやり取りもキントーンに残っていくので、「キントーンさえ見れば仕事が進められる環境」が整います。ワークフロー機能があるので、業務把握も簡単で、あらゆる業種の、あらゆる人の、あらゆる仕事に適応した多くのアプリがあるので、ぴったりはまるはずです。

【セキュリティ】 
セキュリティインシデント対応専門のチーム「Cy-SIRT」を常設。いつでも安全に使えるクラウドサービスであるために、7つの対策(不正アクセス対策、不正ログイン対策、脆弱性対策、データ消失対策など)をしているので安心です。

【料金プラン】
スタンダードコース 1500円/ユーザー/月
ライトコース 780円/ユーザー/月

フリープラン
期限:30日間

kintoneサービスサイト : https://kintone.cybozu.co.jp/

⒎現場の強い味方!安心な国産ビジネスチャット「direct」

出典:https://direct4b.com/ja/

株式会社L is B(エルイズビー)が提供する「direct」は、現場に支持される、安心・安全・かんたんな国産ビジネスチャットです。現場をお持ちのユーザーのコミュニケーションツールとして、2022年2月には3,000社以上の企業が導入しています。

【特徴】
「現場」にフォーカスしたビジネスチャット、スマホやタブレットで活用できる機能を多数搭載していて、写真に直接指示を書き込める、現場ごとに組織を切り替えながら使うことを前提としたメンバー管理など、直感的でわかりやすい操作性のため、導入教育も必要ないところが強みです。オプションでは、デジタルサイネージ機能が搭載されていて、スマホやタブレットで簡単にサイネージ配信でき、現場での注意喚起が必要な方々に重宝されています。

連携する「チャットボット」で現場のRPAとなる業務の自動化・効率化を実現しています。

【セキュリティ】
国際的セキュリティ認証を多く取得。現場では、社外を含めたさまざまな人とのやりとりの中で図面や写真などの機密性の高い重要なデータが送受信されるため、重要なデータの拡散を防止するためダウンロード制限、スクリーンショット制限といったセキュリティ機能を備えています。

【料金プラン】
ベーシック(〜10名) :6,000円/月
プラス(〜20名) :12,000/月
プレミアム(〜50名): 27,500/月
マックス (〜100名) :50,000/月

※フリープラン
ユーザー数:10名
データ保存機関:180日間

directサービスサイト :  https://direct4b.com/ja/

⒏数万規模の導入実績を誇る安全性「WowTalk」

出典:https://www.wowtalk.jp/

ワウテック株式会社が提供する「WowTalk」は、社内SNS機能や日報機能など、日本の組織で利用することを前提に開発された国産ビジネスチャットです。これまでに1万社以上の利用実績を持ち、「トーク」「共有(タイムライン)」「無料通話」「タスク管理」という基本機能、その他にもメンバーリスト、ファイル送受信、外部サービス連携など機能が充実してます。

【特徴】
中堅〜大企業での組織利用を前提とし、情報統制のための管理機能が充実しています。働く環境を選ばず、いつ・どこにいてもスマートフォンやPCから、メッセージやスタンプ、画像ファイル、ドキュメントファイルなどのやりとりが可能です。『直感的な操作性』『導入教育いらず』『数万規模の導入実績を誇る安全性』という特徴を持ち、高い満足度を誇ります。

22ヶ国語に対応しているので、国内企業でも海外拠点などグローバルなビジネスでの会話の円滑化、海外の法人への業務依頼やアライアンスを検討している企業の不安軽減につながります。有事災害の際、社員安否を即座に確認できる「安全確認機能」があるのも特徴です。

【セキュリティ】
管理機能が充実しており、管理者が全社員のIDとパスワードを発行し、社員アカウントを一括管理することが可能です。必要に応じて各種機能の有効範囲を個人単位で指定でき、重要な機密を扱う業種や情報の統制が必要な企業でも安心して使える点が人気の秘訣です。

【料金プラン】
シンプルプラン:300円/1アカウント/月
スタンダードプラン:500円/1アカウント/月
プロフェッショナルプラン:800/1アカウント/月

※フリープラン
期限:2週間

WowTalkサービスサイト : https://www.wowtalk.jp/

オーバーワーク検知機能でメンタルヘルス管理が可能「Talknote」

出典:https://talknote.com/

Talknote株式会社が提供する「Talknote」は、組織文化の醸成や浸透を行うことのできるカルチャーマネジメントツールです。関連するメンバーのみが参加するグループでコミュニケーションを行ったり、タスクを依頼し期限を設け「誰に」「どんな」業務を依頼したのか一覧で管理が可能です。

【特徴】
オーバーワーク検知機能が人気で、アクセス時間帯データから睡眠不足の検知をします。 ログインしている時間が規定の勤務時間より長いことが続く場合、人事担当者もしくは管理者にアラートを送信し、早期に状況を確認することで、メンタルヘルスをケアします。

また、Talknote上で行われた各社員のコミュニケーションのデータ解析によりコミュニケーション量や仕事へのモチベーションを管理者へお知らせする機能があるので、社員のマネジメントに生かすことができます。社内で密なコミュニケーションが必要とされる企業で導入され、広告、医療、通信、教育などあらゆる業界で利用されています。

【セキュリティ】
手厚いサポート体制で、専属の担当がつき、お客様とつながっているノートを作成します。利用環境制限ができるので、アクセスを許可したIPアドレスや端末以外からの利用を制限することができます。

【料金プラン】
お問合せください。

※フリープラン
期限:14日間

Talknoteサービスサイト :  https://talknote.com/

⒑AIが業務を代行し労働生産性を高める「InCircle」

出典:https://www.incircle.jp/

AI CROSS株式会社が提供する「InCircle」は、日本国内での法律適応・国内での仕様設計など日本での利用を中心に検討・設計された ビジネスチャットです。「シンプルな操作性」「高いセキュリティ」「オンプレミスからクラウド利用まで選べるインフラ環境」など、従業員のIT知識習得度に関わらず、セキュリティポリシーにも配慮した業務効率化を実現してます。

【特徴】
使っているシステムをベースに、チャットボット機能を搭載することができます。文書管理やスケジュール予約、名刺検索などのメニューに加え、アンケート機能、緊急メール対応、Q&Aのヘルプ機能などもチャットボット機能で簡単に利用できます。AIが業務を代行し、労働生産性を高めます。

【セキュリティ】
政府も採用する高度なセキュリティ技術で、高いセキュリティに守られたネットワークでは、社内運用はもちろん、プロジェクト単位の利用も安心して利用できます。社員だけではなく、協力会社やアルバイトスタッフが混在する環境でも、堅牢なセキュリティ環境で安全なコミュニケーションを実現できます。

【料金プラン】
ベーシック(30ユーザー以上):180円
オンプレミス 別途お見積り

※無料トライアルあり

InCircleサービスサイト : https://www.incircle.jp/

ビジネスチャット導入の際は様々なツールを検討して選びましょう

以上、ビジネスチャットツールの価格を比較してみました。機能が多いツールはその分高額になります。自社では、どのような機能が必要なのかしっかりと確認することが重要です。費用対効果の高いシステムを選び、社内外のコミュニュケーションを活性化や業務の効率化を図りましょう。

ビジネスチャット導入をご検討の方は、是非無料トライアルやフリープランを一度体験してから検討することをおすすめします。

ワークプロセスマネジメントプラットフォーム
Tocaro(トカロ)

仕事のあらゆる行動を定量化し、成果につながるプロセスを見える化します。結果、意思決定の柔軟性を高め、チームの生産性を高めることが可能です。さっそくワークプロセスマネジメントプラットフォームのTocaroを使ってみましょう。